慶応が103年ぶりの決勝進出!先発エース小宅が9回118球完封&自ら先制打と投打に活躍、23日王者・仙台育英と激突【甲子園】

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慶応が103年ぶりの決勝進出!先発エース小宅が9回118球完封&自ら先制打と投打に活躍、23日王者・仙台育英と激突【甲子園】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

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先発の小宅雅己投手(2年)

 

第105回全国高校野球選手権記念大会・第13日目 準決勝 慶応 2-0 土浦日大(21日・甲子園球場) 慶応(神奈川)が準決勝の第2試合で土浦日大(茨城)を2対0で下し、1920年以来、103年ぶりの決勝進出を果たした。 序盤に先発のエース小宅雅己(2年)が自らのタイムリーで先制点を挙げ、以降は好機を逃す場面が続いたが、6回に1点を加え2-0。投げては小宅が9回を投げ切り、無失点の熱投。チームは関東勢の戦いとなった準決勝を完封勝利で制し、1916年の第2回大会以来、107年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。 慶応は準決勝のマウンドに2年生エース・小宅を送った。1回表を無失点に抑えるとその裏の打線は、先頭の丸田湊斗(3年)が四球で出塁すると2番・八木陽(3年)がヒットエンドランでチャンスを広げた。しかし、土浦日大の先発・伊藤彩斗(3年)から得点を奪えず、試合の流れを掴めなかった。 それでも2回表、2死二塁から9番の小宅がセンターオーバーのタイムリー2ベースを放ち、自らのバットで先制点を挙げた。その小宅は伸びのあるストレートを中心に、土浦日大打線の内角を強気で攻めて得点を与えず。 3回裏、慶応が2死三塁のチャンスを迎えると、土浦日大は早くも2番手、エースの藤本士生(3年)がマウンドへ。5試合連続で中継ぎ登板となった。この場面で5番・延末藍太(3年)がライトフライに倒れ、追加点ならず。 1対0のままで迎えた5回裏、打線は土浦日大の藤本を捉え、2本のヒットと送りバントで1死二、三塁のチャンスを作ると、3番・渡辺千之亮 (3年)がセカンドゴロで3塁走者がホームでタッチアウト。土浦日大も堅い守備でエースの藤本を助ける。2死満塁の好機では延末がスライダーに空振り三振に倒れ、最少得点差で中盤へ。 10分間のクーリングオフで流れがリセットされ、先にリズムを掴んだのは慶応。6回裏、先頭の6番・渡辺憩 (3年)がレフトフェンス直撃の2ベースで出塁すると、送りバントで1死三塁。8番・大村昊澄 (3年)がスクイズを試みたがファウル。この試合2度目のスクイズ失敗となった。それでもカウント2-2からチェンジアップをセンター前へ弾き返し、大きな2点目を奪い、キャプテンが好投する2年生エースの小宅に援護点をプレゼントした。 7回裏、慶応は先頭の2番・八木がライト線への2ベースで出塁すると送りバントで1死三塁、ここで4番・加藤右悟 (2年)がスクイズ。これがファーストフライとなり3塁走者も戻れずダブルプレー。慶応は3度目のスクイズも失敗した。 流れが土浦日大に傾きそうな8回表、慶応の小宅は先頭の7番・塚原歩生真(3年)を125キロのカットボールで見逃し三振、9番・藤本は内角低め138キロのストレートで見逃し三振。2死一、二塁のピンチを迎えても強気の内角攻めで2番・太刀川幸輝(3年)を詰まったレフトフライに打ち取った。 9回も小宅はマウンドに上がり118球の熱投で土浦日大を完封。慶応が103年ぶりに決勝進出を決め、今春のセンバツ、2回戦で敗れている仙台育英に決勝でリベンジする。

 

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