女児殺害損賠請求訴訟の控訴審始まる 遺族側「一審は行政の連携不足を見逃す判決」と指摘 秋田
秋田テレビ配信より
女児殺害損賠請求訴訟の控訴審始まる 遺族側「一審は行政の連携不足を見逃す判決」と指摘 秋田(秋田テレビ) - Yahoo!ニュース
秋田テレビ
2016年に秋田市で女子児童が心中を図ろうとした母親に殺害され、
父親が秋田県などに損害賠償を求めている裁判の控訴審が24日に始まり、県は争う姿勢を示した。
2016年、当時小学4年生だった千葉愛実さんが、
秋田市の児童養護施設から一時帰宅中に、精神疾患を抱えていた母親に殺害された。
愛美さんの父・阿部康祐さんは、行政の対応に落ち度があったとして、
県、秋田市、大仙市を相手取って損害賠償を求めている。
一審で秋田地裁は「行政に改善の余地はあるが、違法とまではいえない」として、
原告側の請求を棄却している。
仙台高裁秋田支部で開かれた控訴審第一回口頭弁論で、
遺族側は「事件直前に母親からSOSの声があったにもかかわらず事実認定しなかった点に始まり、
一審は行政の連携不足を見逃す判決」と指摘した。
一方、県などは争う姿勢を示した。
愛実さんの父・阿部康祐さん: 「控訴審では、もうちょっとまともな判断をしていただけそうな気配を感じる。
期待しつつも気を抜かず、最後まで徹底的に戦いたいと思う」
次回の裁判は10月4日。
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