平成25年の大雨被害から10年 山口市で住民が防災話し合う
平成25年の大雨被害から10年 山口市で住民が防災話し合う|NHK 山口県のニュース
配信より
山口県や島根県に大きな被害が出た平成25年7月の大雨からことしで10年となるのを前に、21日、山口市の被災地の住民が災害への備えなどについて、話し合いました。
10年前の平成25年7月下旬、山口県や島根県で記録的な大雨となり、このうち、県内では2人が死亡、1人が行方不明になったほか、全半壊した住宅が540棟、浸水被害はおよそ1200棟に上りました。
災害からまもなく10年となるのを前に、大きな被害が出た山口市の阿東地域の交流センターには、地域の住民などおよそ70人が集まりました。
住民たちは、まず、川のようになった道路や浸水したリンゴ園などの動画や写真を見ながら、当時を振り返りました。
そして、ハザードマップで浸水や土砂災害の危険がある箇所や避難所の場所を確認し、改めて災害への備えの大切さを学んでいました。
参加した50代の男性は「10年がたって、記憶が薄れる中、いざという時にどう行動すべきか、再認識できたのでよかったです」と話していました。
集いを主催した山口阿東災害ボランティア協力隊の西坂章士さんは「自分の命は、自分で守るという意識を高めてもらい、災害時は、命を守る行動を取ってほしい」と話していました。