[データで見る衆院選]当選回数 平均4・6
[データで見る衆院選]当選回数 平均4・6 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
- 衆院選2021・データで見
「風」に左右されやすい小選挙区制の下で、当選回数を重ねるのは簡単ではない。衆院解散時の勢力で見ると、前議員461人(欠員4)の当選回数の平均は4・6回だった。
自民、公明両党を合わせた与党議員の平均は4・9回、自公以外の野党議員の平均は4・1回で、与党の方が当選を積み重ねた議員が多い。
自公が2012年衆院選で政権を奪還後、14年、17年と連勝して安定政権を築いてきたことが数字に表れている。
自民党は安定政権下で当選を重ねた3回生が84人と突出して多く、立憲民主党は前回選で初当選した1回生が31人で最多だった。
当選回数別では、立憲民主党の小沢一郎氏が17回で最多だ。
小沢氏は1969年の初当選から負け知らずで、在職年数は51年10か月にわたる。
以下、自民の野田毅氏が16回、立民の中村喜四郎氏が14回で続く。
衆院によると、戦前を含む歴代最多の当選回数を誇るのは「憲政の神様」と呼ばれた尾崎行雄氏の25回。
現行憲法下では、中曽根康弘氏と原健三郎氏がともに20回の当選を重ねた。
国会議員の多選を禁止する法律はないが、政党によっては年齢制限を設けている。
自民党には比例選候補の73歳定年制があり、公明党は任期中に69歳を超える場合は原則公認しないとする内規を定めている。
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