1カ月分の雨量を1日で観測した市も…石川で線状降水帯が発生 各地に床上浸水や土砂崩れ等の被害

石川テレビ配信より

 

1カ月分の雨量を1日で観測した市も…石川で線状降水帯が発生 各地に床上浸水や土砂崩れ等の被害(石川テレビ) - Yahoo!ニュース

 

石川テレビ

 

 12日夜、石川県内に線状降水帯が発生し、かほく市では1日で7月の1カ月分とほぼ同じ量の雨が降りました。

 

この大雨で住宅に浸水などの被害が出たほか、交通機関に影響が出ています。 

 

(リポート) 「午後10時、大雨洪水警報が発表されているかほく市内です。

 

降り続いている強い雨で道路が川のようになっています。また側溝からは水があふれだしています」  

 

北陸付近に停滞した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、石川県内では12日夜、線状降水帯が発生しました。 

 

かほく市では13日午前9時半までの24時間に観測史上最大となる206.5ミリの雨が降りました。

 

かほく市の7月の平均降水量は221.9ミリで、ほぼ1カ月分の雨量が1日で降ったことになります。  

 

一夜明け…。 

 

(リポート) 「津幡町舟橋です。こちらの地区は12日からの激しい雨の影響で土砂が崩れてしまい、

 

家のすぐ目の前まで木々が押し寄せています」  

 

この大雨で津幡町やかほく市の山間部などで土砂崩れが発生しています。

 

この影響で、かほく市で住宅5棟が一部破損したほか津幡町で2棟が床上浸水するなど少なくとも

 

13棟の住宅に被害が出ています。 

 

住民: 「(農機の)エンジン部分がモーターとかも全部水に浸かってしまったので

 

…とにかく家の前の水がひいてくれないとどうしようもできません」 

 

「(シャッターが)あかない…何か流れてきてぶつかったんか…」 

 

崩れた建物の持ち主: 「私のところのアパート、ひどいことになってると聞いて来たんやけど

 

…これはダメやな」

 

 (リポート) 「JR七尾線の中津幡駅付近です。雨の影響で、建設用の資材でしょうか。

 

線路を完全にふさいでいます」  

 

JR七尾線とIRいしかわ鉄道は線路に土砂が流れこむなどして始発から終日運休となっています。 

 

利用客: 「終日運休ってことはないので、なかなかすごいなという印象です。

 

一旦会社に連絡して様子見て…」  

 

また、北陸本線は特急サンダーバードやしらさぎなど、始発から正午ごろまでの特急33本が運休したほか、

 

普通列車も小松=敦賀間で午前中は運転を見合わせました。  

 

気象台によりますと、雨は小康状態となっていますが前線が北陸地方に停滞するため、

 

県内では13日夜から14日明け方にかけて激しい雨が降るところがありそうです。  

 

14日午前6時までの24時間に降る雨の量は多いところで加賀で120ミリ、

 

能登で80ミリと予想されています。  

 

気象台はこれまでに降った大雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、

 

土砂災害に引き続き警戒を呼び掛けています。

 

石川テレビ

 

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