富山県と石川県で線状降水帯が発生 災害危険度高まる

 大雨(7月)

 

富山県と石川県で線状降水帯が発生 災害危険度高まる | NHK | 大雨(7月)

配信より

 

活発な前線の影響で、北陸には発達した雨雲が流れ込んでいます。気象庁は石川県と富山県で線状降水帯が発生したとして12日午後10時すぎに「顕著な大雨に関する情報」を発表し土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけています。

 

気象庁によりますと、前線や上空の寒気の影響で西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、北陸には発達した雨雲が流れ込んでいます。

石川県と富山県では、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生して命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、気象庁は午後10時9分に「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。

午後11時までの1時間には
▽石川県が津幡町に設置した雨量計で83ミリの猛烈な雨を観測したほか
▽富山県が高岡市に設置した雨量計で69ミリの非常に激しい雨を観測しました。

この雨で石川県と富山県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

また、石川県と富山県では氾濫の危険性が高まり、「氾濫危険水位」を超えている川があります。

《被害情報》

石川 津幡町 土砂崩れが発生か

石川県津幡町によりますと、12日午後11時の時点で、「鷹の松墓地公園」近くの道路など町内の5か所で土砂崩れが発生しているということです。

また、津幡町清水の住宅など、町内のあわせて2軒で、床下が水につかったという情報が寄せられているということです。

消防によりますと、石川県津幡町では、午後10時半ごろまでに「道路が冠水している」という通報が10件以上寄せられているということです。

かほく市でも同じような通報が2件寄せられているということです。

 

警察によりますと、午後11時10分ごろまでに、石川県かほく市と津幡町で「道路が冠水している」という通報が20件以上寄せられ、中には「車が動けなくなっている」という通報もあるということです。

今のところけが人の情報は入っていないということです。

《今後の見通し》

九州~東北の日本海側13日にかけて大雨のおそれ

前線は引き続き本州付近に停滞する見込みで、13日にかけて九州から東北にかけての日本海側を中心に、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。

大雨で道路が冠水しているなど屋外の移動が危険な場合は建物の2階以上や山の斜面から離れた部屋など少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。

顕著な大雨に関する情報

「顕著な大雨に関する情報」は、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いて土砂災害や洪水の危険性が急激に高まったときに発表されます。

「線状降水帯」は、2020年の7月豪雨や2018年の西日本豪雨など、これまでの豪雨災害で繰り返し確認され、予報を上回って、短い時間で状況が悪化する危険性があります。

この情報が出た際は、
▽自治体からの避難の情報に基づき、周囲の状況を確かめて早めの避難をするほか、▽すでに避難場所までの移動が危険な場合は、崖や沢から離れた近くの頑丈な建物に移動したり建物の2階以上など浸水しにくい高い場所に移動したりするなど、身の安全を確保することが重要です。

情報が発表される基準は、
▽3時間の解析雨量が100ミリ以上になっている範囲が500平方キロメートル以上あることや、
▽その領域の形状が「線状」であることなどと決められています。

ことしから運用の基準が変更され、実際に発生が確認される前の予測の段階でも発表されることになっています。

間に合わないケースも

注意が必要なのは、この情報が発表された際、すでに外に出ることすら危険になっているおそれもあることです。

気象庁が過去の災害事例で検証したところ「顕著な大雨に関する情報」を発表する基準に達していない段階でも大きな被害が出ていた事例があるということです。

また、情報が出ていない地域でも今後、雨雲が移動し、急激に状況が悪化するおそれもあります。

このため気象庁は、避難情報に直結はせず、危機感を高めてもらうための情報だとし、5段階で運用されている大雨警戒レベルでは「レベル4“相当以上”」だとしています。

その上で、情報を待つことなく、
▽気象庁のホームページで確認できる危険度分布や
▽河川の水位情報などをもとに早めの避難を心がけて欲しいと呼びかけています。

 

私のコメント :  令和5年7月12日、気象庁が過去の災害事例で検証したところ「顕著な大雨に関する情報」を発表する基準に達していない段階でも大きな被害が出ていた事例があるということです。

 

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時国家(本家 上時国家)ときくにけ ほんけ かみときくにけスポット

石川県 歴史的建造物

 

時国家(本家 上時国家) – 公式サイト – 石川県・能登・輪島 – 国指定重要文化財の最大級古民家 (tokikunike.jp)

配信より

 

国指定重要文化財の最大級木造民家

 

壇ノ浦の合戦後、能登に流され、生き延びた平時忠の子・時国はこの地に住みつき豪農となった。以来、時国家は現当主まで25代と続く家柄だ。

 

現存する家屋は天保2年(1831)から28年かけて築かれた茅葺きの入母屋造。

 

唐破風の玄関や、金の格天井がある御前の間、揚羽蝶の定紋が入った襖など随所に武家を彷彿とさせる格式の高さを感じさせる。

 

江戸末期の作庭という庭園も見ておきたい。

 

(中略)

 

基本情報(営業時間・アクセス等について)

住所 石川県輪島市町野町南時国13-4
TEL 0768-32-0171
営業時間 9~17時(最終入場16時30分)
定休日 無休(12月6日~3月14日は冬期休館)
料金 入場大人550円、高校生440円、小・中学生330円
アクセス 公共交通:のと鉄道穴水駅→能登中央バス輪島行きで30分、終点下車、奥能登観光開発バス曽々木口・宇出津行きに乗り換え35分、バス停:上時国家下車、徒歩3分
車:のと里山海道のと里山空港ICから45km50分
駐車場 あり/30台
文化財情報(観光) 重要文化財(建造物)

※店舗・施設の定休日は原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。

※情報は変更になる場合があります。おでかけ前に必ず現地・施設へご確認ください。