カムチャツカ半島の火山噴火続く、最も近い村で灰が約13センチ積もる

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ロシア極東カムチャツカ半島のシベルチ火山は、12日も噴火を続けた。

 

噴煙は高度約8700メートル上空まで舞い上がったとみられ、航空会社への警報は継続された。 

 

ロシアで最も活発な火山の1つであるシベルチ火山は、11日の午前0時過ぎに噴火を開始。

 

その6時間後には噴火のピークを迎え、噴煙は約10万9000平方キロの範囲に広がった。

 

降灰も一部で8.5センチと、過去60年で最も深く積もった。 

 

火山から約48キロと最も近いクリウチ村では、降灰のため住民は自宅から出られずにいた。

 

ベラ・マヨロワさんによると、灰は13センチ弱積もったという。

 

「道路はまったくひどい状態だ。子供たちを幼稚園に連れて行くのも大変だ。降灰のために外を歩くことができないので、学校の生徒たちは家で勉強している」 

 

死傷者の報告はないが、専門家は今後数日間、小規模の噴火が続くと予想している。

 

カムチャツカ半島は日本の北西に位置し、太平洋に面しており、約30万人が暮らしている。

 

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