親鸞自筆の手紙、現存全12通を京都で公開 寄り添い導き教えは今も

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親鸞自筆の手紙、現存全12通を京都で公開 寄り添い導き教えは今も(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

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桜花図 望月玉泉筆 明治時代(1895年) 京都・東本願寺蔵=通期展示

 

平安時代末期から鎌倉時代初めの激動期に、阿弥陀仏の教えを信じ、念仏するすべての者が平等に救われると説いた浄土真宗の宗祖・親鸞(しんらん)(1173~1262)。生誕850年を祝い、25日から京都国立博物館で開かれる特別展「親鸞―生涯と名宝」では、京都や三重、滋賀、福井ほか約70の関連寺院などから、国宝11件、重要文化財75件を含むゆかりの名宝約180件が出展される。

 

  【写真】国宝 三十六人家集(忠見集) 平安時代(12世紀) 京都・西本願寺蔵=5月2~21日展示(通期で帖替え展示あり) 

■信仰の中で受け継がれた名宝たち "東西の桜"もあでやかに  親鸞の教えについてまとめられた「歎異抄(たんにしょう)」に、「親鸞は弟子一人も持っていません」と語る場面がある。しかし、実際の親鸞は生前から多くの門弟に慕われ、死後、その教えは子孫や門弟に受け継がれた。各地に寺院が立ち、浄土真宗は大きく発展した。  

 

本展では、京都・西本願寺や東本願寺、三重・専修寺(せんじゅじ)など浄土真宗の十本山と各地の寺院の協力により、親鸞自筆の著作や手紙、名号(仏・菩薩(ぼさつ)の名前)が書かれた掛け軸のほか、彫像、絵巻、古筆、障壁画など名宝がそろう。  

 

本願寺史料研究所の赤松徹眞所長は「釈迦、七高僧から親鸞に至る浄土真宗の教えでは阿弥陀如来の名号を重要視する。名号をとなえる(念仏する)者が往生するという他力念仏の教えは、人々に救いの道を開いた。信仰の中に生まれ、伝えられた造形物を通して、親鸞が生涯を懸けて伝えたことを感じてほしい」と話す。  

 

浄土真宗の根本聖典とされる「教行信証(きょうぎょうしんしょう)」の坂東本(国宝、東本願寺)をはじめ、親鸞自筆の書跡を可能な限り公開するのが本展の最大の目玉だ。自筆の手紙は、展示替えをまじえ現存する全12通が公開される。大半の手紙は晩年、関東での布教から京都へ戻った後の、門弟とのやりとりだ。  

 

京都国立博物館の羽田聡・列品管理室長は「教義について門弟からたびたび質問があったようで、同じことを丁寧に繰り返し伝えている。門弟やその周りの人びとが回覧して読みやすいようにかなを多用して書かれた、人に寄り添うような手紙だ」と、見どころを語る。  

 

親鸞と同時代につくられた快慶作の阿弥陀如来立像(りゅうぞう)(重文、奈良・光林寺)や彩色鮮やかな秘仏の聖徳太子立像(重文、茨城・善重寺)、「三十六人家集」(国宝、西本願寺)なども必見だ。  

 

東本願寺の御影堂の衝立(ついたて)「桜花図」と西本願寺の阿弥陀堂を飾っていた「桜牡丹(ぼたん)図」(重文、京都・本願寺西山別院)の“東西の桜”は向かい合わせに展示され、親鸞生誕850年を華やかに彩る。(大宮司弥生) 

 

■檀れいさんが音声ガイドナビゲーター  会場で貸し出す音声ガイドのナビゲーターを務めるのは俳優・檀れいさん。親鸞の生涯とその教えを、時に妻・恵信尼(えしんに)の目線で案内します。「高僧にもかかわらず流罪になるなど、厳しい時を過ごした親鸞の人生に驚くと共に、それでも人々に仏教を伝えたいという信念を随所に感じました」と収録後に話しました。  

 

また、親鸞の言葉と解説ナレーションには声優・大塚明夫さんを起用。親鸞の残した言葉や名宝の見どころを分かりやすく伝えます。「現代は親鸞の生きた末法の時代と通じるものを感じる」と大塚さん。  さらに、京都国立博物館の上杉智英研究員による特別解説も収録しています。  

 

貸し出しは1台650円(税込み)。収録時間は約40分。名優の共演をお楽しみ下さい。アプリ版の配信はありません。 

 

■京都国立博物館で3月25日~5月21日 ◇25日[土]~5月21日[日]、京都国立博物館(京都市東山区)。午前9時~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)。月曜休館。前期展示は4月23日[日]まで、後期展示は同25日[火]から。一部の作品は前期・後期の途中で展示替えあり ◇前売り一般1600円(当日1800円)、大学生1千円(同1200円)、高校生500円(同700円)。前売り券は展覧会公式サイト(https://shinran850.jp)や主要プレイガイドなどで3月24日[金]まで販売。問い合わせは同館テレホンサービス(075・525・2473) 主催 京都国立博物館、朝日新聞社、NHK京都放送局、NHKエンタープライズ近畿 特別協力 真宗教団連合 協賛 DNP大日本印刷、京都女子大学 

 

■真宗教団連合の10派  真宗教団連合 親鸞を宗祖と仰ぐ真宗教団が共同して活動を行うために結成し、2020年に50周年を迎えた。

 

加盟する10派は、浄土真宗本願寺派(京都・西本願寺)▽真宗大谷派(同・東本願寺)▽真宗高田派(三重・専修寺)▽真宗佛光寺派(京都・佛光寺)▽真宗興正派(同・興正寺)▽真宗木辺派(滋賀・錦織寺)▽真宗出雲路派(福井・毫攝寺)▽真宗誠照寺派(同・誠照寺)▽真宗三門徒派(同・専照寺)▽真宗山元派(同・證誠寺)。=カッコ内は本山

朝日新聞社

 

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私のコメント :  令和5年3月26日、「明治維新百年特集 防府の今昔」防府市立図書館、三坂圭治著  三哲文庫長 等  

三田尻代官役 楫取素彦希哲 自 明治二・一二・一三(暫役、同 三・三・二九 本役) 至 明治三・閏一〇・一二 

NHK 大河ドラマ「花燃ゆ」放映時 一連における 現在までの対応より、山口県 子ども政策課 のもとに、私は、確認の連絡を入れる。

 

令和5年3月25日、「数量経済史の原点」慶應義塾大学出版会、西川俊作著、「長州の経済構造」東洋経済、西川俊作著、「福沢諭吉の横顔」慶應義塾大学出版会、西川俊作著、「明治維新百年特集 防府の今昔」防府市立図書館、三坂圭治著 等 を 防府市 毛利家事務所 所長 展覧していただき、防府市 毛利家事務所 所長と私は、面談する。その際、山口市 吉敷 吉敷毛利家の祭祀 継承 等、並び、本支藩 各 毛利家墓所 等について、萩市、山口市、防府市 等 各市町における その文化財保護の観点から その対応における、その違いについて、相互に 確認していく。

その後、令和5年3月22日、2003年(平成15年)まで 三田尻女子高等学校だったが、共学化により現校名となった 山口県 防府市 誠英高等学校に行き、誠英高等学校 校長・教頭先生と私は、「数量経済史の原点」慶應義塾大学出版会、西川俊作著、「長州の経済構造」東洋経済、西川俊作著、「福沢諭吉の横顔」慶應義塾大学出版会、西川俊作著、「明治維新百年特集 防府の今昔」防府市立図書館、三坂圭治著、三哲文庫長 等、並び「観光ビジネス」等 に 関係し、その一連の経緯に関する、面談をする。

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