進む「不滅の福沢プロジェクト」 1万円札「引退」前に本寄贈など
毎日新聞 2023/3/12 15:00(最終更新 3/12 15:00) 1089文字
進む「不滅の福沢プロジェクト」 1万円札「引退」前に本寄贈など | 毎日新聞 (mainichi.jp)
配信より
2024年の1万円札の肖像交代を機に大分県中津市で「不滅の福沢プロジェクト」の取り組みが相次いでいる。6日にはNPO法人「中津まちづくり協議会」が福沢諭吉(1835~1901年)に関する児童向け図書57セット・285冊を市に寄贈した。2月には、福沢の生涯をテーマにした市民ミュージカル構想が披露された。【宮本勝行】
図書の寄贈は、次世代を担う小学生に人間の自由・平等を説き日本の近代化を支えた福沢を知ってもらおうと顕彰に取り組んできた協議会の地域の魅力発見委員会が企画した。
図書は、福沢の生い立ちを描いた漫画や絵本、福沢の著書「学問のすゝめ」を子供向けに分かりやすく解説したものなどで、内容によって1年生から6年生まで読める。5冊を収納できる木製本立てと一緒に市内21小学校に贈る。児童100人1セットを目安にし、学校規模に応じて1~7セットを置く。

受納式が市役所であり、協議会の仲浩理事長が趣意書を奥塚正典市長に、図書1セットを粟田英代教育長に手渡した。奥塚市長は「大変素晴らしいプレゼントをいただき、ありがとうございます」とお礼を述べた。
福沢は大阪の中津藩蔵屋敷で生まれ、父百助の死去後に中津へ帰り、幼少年期を過ごした。蘭学を志して長崎に出て更に大阪の適塾に学び、その後は東京で慶応義塾を創設するなど幕末から明治の激動の時代に活躍した。
ミュージカルは2幕構成の「福沢諭吉翁物語」(仮称)で、NPO法人「中津文化協会」などが推進委員会をつくり進める、最晩年の福沢が自分の生涯を回想する物語。一人の人間としての苦悩と挫折、挑戦と成功などを丁寧に描き、福沢の思想と行動力を再認識できる作品を目指す。
福沢は少年期、青年期、壮年期、熟年期と実年齢に沿った4人が演じる予定。第1幕(60分)の少年期、青年期は史実に基づいて進み、第2幕(45分)の壮年期、熟年期は難題に挑み続ける姿をダイナミックに展開する構想だ。中津市の全景や中津城、福沢の家族写真のほか、歌やダンスも数多く盛り込む。
福沢の家族の他、新1000円札の肖像となる北里柴三郎ら福沢ゆかりの人物を含め50~60人の出演者は公募する。6月にオーディションをし、8月から稽古(けいこ)を始めるという。
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