〔米株式〕NYダウ続落、84ドル安=利上げ長期化を警戒(22日)☆差替
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〔米株式〕NYダウ続落、84ドル安=利上げ長期化を警戒(22日)☆差替(時事通信) - Yahoo!ニュース
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【ニューヨーク時事】22日のニューヨーク株式相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けて利上げ長期化への警戒感が強まり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比84.50ドル安の3万3045.09ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は14.77ポイント高の1万1507.07で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4756万株減の9億6841万株。 米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日午後、FOMCの前回会合の議事要旨を公表した。「インフレは受け入れがたいほど高い」として、利上げの継続が適切との見解で一致した。FRBは前回会合で、利上げ幅を0.25%に縮小したが、2~3人の参加者は0.5%利上げの継続を主張していた。 午前中のダウ平均は、様子見姿勢が強く、小幅高で推移した。午後に入り、FOMC議事要旨が公表されると、利上げ長期化への警戒感が強まってマイナスに転じた。下げ幅は一時180ドルを超えた。ナスダック総合指数もマイナス圏での取引になる時間帯もあった。 市場では、議事要旨は「新たな情報は少なく、想定の範囲内だった」(市場関係者)としつつも、利上げ停止時期が遠のくとの懸念が改めて意識された。一方で、前日に大きく下げた反動から買い戻しの動きもみられ、全体的に底堅い展開となった。 個別では、景気変動の影響が大きい銘柄の一部が売られた。ウォルマートは2.1%安、ナイキが1.0%安、ハネウェル・インターナショナルが0.7%安、キャタピラーが1.2%安、JPモルガン・チェースは0.8%安だった。アムジェンの0.9%安、インテルの2.3%安も目立った。ハイテク株では、アップルは0.3%高とプラス圏で取引終了。セールスフォースも1.1%高だった。 ダウ平均の構成銘柄以外では、カーニバルが0.8%安、マラソン・オイルが1.2%安、エクソンモービルが1.3%安。一方、テスラは1.8%高、アマゾン・ドット・コムは1.3%高だった。
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