宇部西高・高森みどり中の募集停止方針変わらず 山口県教委の再編案
大室一也
宇部西高・高森みどり中の募集停止方針変わらず 山口県教委の再編案:朝日新聞デジタル (asahi.com)
山口県教委は12日、県立高校再編整備計画の案を県議会文教警察委員会で示した。10月に発表した「素案」で2024年度の生徒募集を停止するとした宇部西高校をめぐり、園芸や造園の教育内容は山口農業高校に引き継ぐといった方針を盛り込んだ。
一方で、宇部西高校と、26年度入学からの募集停止を示していた高森みどり中学校について、素案の通り停止するとした。
また、素案に関して募ったパブリックコメントの状況も発表した。10月11日~11月10日に郵送やファクス、電子メールで97人から344件の意見が寄せられ、両校の募集停止など再編の具体的な内容(前期)に関しては218件あったという。
意見について「賛成、反対で切り分けるのは難しい」(高校教育課)とし、賛否の数や割合は明らかにしなかった。
(大室一也)
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宇部西高校の卒業生ら 県教委に学校の存続求め署名提出
山口 NEWS WEB 配信より
宇部西高校の卒業生ら 県教委に学校の存続求め署名提出|NHK 山口県のニュース
配信より
県立高校の再編整備計画の素案で、再来年度(令和6年度)に生徒の募集停止が示された宇部西高校の卒業生らが、学校の存続を求めて集めたおよそ1万7500人分の署名を県教育委員会に提出し、結論を急がず議論を尽くすよう訴えました。
県教育委員会は、先月(10月)、県立高校の再編整備計画の素案を示し、このなかで、宇部西高校について、再編統合は困難だとして、再来年度に生徒の募集を停止する方針を明らかにしました。
これを受けて、卒業生などでつくる「宇部西高校を存続させる会」のメンバーが県庁を訪れ、11月1日からおよそ1か月間で集めた1万7534人分の署名を県教育委員会の担当者に手渡しました。
あわせて、計画を急ぐ理由や、募集停止にした理由などを尋ねる質問状も提出しました。
このあと、メンバーからは、結論を急がず議論を尽くしてほしいとか、学校を減らして子どもたちの選択の幅を狭めないでほしいといった意見が相次ぎました。
これに対し、県教育委員会の担当者は、「子どもの数が急激に減るなかで、どうしたらよりよい教育を提供できるか考えて出した案だが、署名は重く受け止めたい」と述べました。
卒業生で「宇部西高校を存続させる会」の岡本清代表は、「署名は県教育委員会への不信感だと思っている。何らかの形で学校を残してほしい」と話していました。