北九州市長選 元厚労省室長の武内和久氏 初めての当選が確実

 選挙、NHK NEWS WEB 配信より

 

北九州市長選 元厚労省室長の武内和久氏 初めての当選が確実 | NHK | 選挙

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16年ぶりに新人どうしの争いとなった北九州市長選挙は、無所属で元厚生労働省室長の武内和久氏(51)が自民党や立憲民主党などが推薦した新人らを抑え、初めての当選が確実になりました。

 

北九州市長選挙の開票は、午後9時15分から始まりました。


選挙管理委員会から開票状況について発表はまだありませんが、NHKが開票所で行っている取材では、無所属の新人で、元厚生労働省室長の武内和久氏が、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦し、社民党が支持した元内閣府参事官の津森洋介氏ら、ほかの3人を引き離す勢いです。

また、投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでも、武内氏が上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、武内氏の初めての当選が確実になりました。

武内氏は福岡市出身の51歳。
厚生労働省で福祉人材確保対策室長などを務めたあと、外資系企業の役員などを経て4年前の福岡県知事選挙にも立候補しました。

今回、武内氏は選挙戦で、市長や議員の報酬を見直すなど行財政改革を断行して財源を生み出し、子育て支援の拡充や新たな産業の創出など次世代への投資を進めると訴えました。

そして、一部の自民党市議会議員らの支援も受けて、自民党などの支持層やいわゆる無党派層から幅広く支持を集めました。

投票率は38.50%

北九州市選挙管理委員会によりますと、北九州市長選挙の確定の投票率は38.50%で、前回・4年前の選挙を5.02ポイント上回りました。

北九州市長選挙の投票率は、昭和50年の75.6%が最も高く、その後は低下傾向となり、平成以降、投票率が50%を超えたのはいまの北橋市長が初当選した平成19年の1回だけです。

今回の選挙は、4期16年務めた北橋市長が退任することを受けて16年ぶりに新人どうしの争いとなり、投票率は過去最低となった前回の選挙を上回りました。