春高バレー 古川学園・南舘絢華「地元に日本一を報告でき、うれしい」
春高バレー 古川学園・南舘絢華「地元に日本一を報告でき、うれしい」 - 産経ニュース (sankei.com)
配信より
「ジャパネット杯春の高校バレー 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会」で23大会ぶり4度目の優勝を飾った古川学園。攻守に活躍した南舘絢華(みなみだて・あやか)(3年)は「苦しい練習を乗り越えてきたので、めちゃめちゃうれしかった」と満面に笑みを浮かべた。
地元の宮城県大崎市出身。準決勝をチーム1位のアタック決定率で勝利に貢献すると、決勝でも左から繰り出される強打で優勝を手繰り寄せた。
古川商業(現古川学園)バレー部出身で、平成11年の前回の優勝を経験し、12年にはセッターとして出場した母の千賀子さん(39)が、応援席から見守り、優勝の瞬間には「最高です。うれしくて感激しました」と声を弾ませた。家族や地元の応援を背に、「絶対に自分が決める」と最後まで奮い立った。
エースがマークされた第4セット、南舘にボールが集まる。セッターの熊谷から「安心してトスを選択できた」と託されたボールを相手コートにたたき込むたびガッツポーズ。南舘が「魂をこめて打ち込んだ」と振り返る。勝負どころで得点力を遺憾なく発揮し、守備でも好レシーブを見せてチームを勢いづけた。
「同じサウスポーとして尊敬している母や、地元の宮城の人たちに日本一を報告できてうれしい」。故郷に思いをはせた。(久原昂也)