乳幼児対象の新型コロナワクチン接種 高松で接種券発送始まる
11月21日 15時55分、香川 NEWS WEB 配信より
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生後6か月から4歳までの子どもを対象にした新型コロナのワクチン接種について、高松市では21日から接種券の発送が始まりました。NHKが県内17の市や町に問い合わせたところ、半数以上の自治体ではすでに接種が始まっています。
生後6か月から4歳までの子どもを対象にした新型コロナワクチンについて、県内ではすべての自治体で、接種券の発送が行われています。
このうち高松市では、対象となるおよそ1万4500人に21日から接種券の発送が始まり、市内21の医療機関で、順次接種が進められることになっています。
生後6か月から4歳までの子どもを対象にした新型コロナのワクチン接種は、早いところで今月上旬から始まっています。
NHKが、今月18日の時点で県内17の市や町に問い合わせたところ、「すでに開始している」と答えたのは、半数以上の11の自治体にのぼりました。
具体的には、丸亀市、坂出市、善通寺市、さぬき市、東かがわ市、土庄町、小豆島町、宇多津町、琴平町、多度津町、それに、まんのう町です。
また、高松市、直島町、綾川町では、今月中に、観音寺市、三豊市、それに三木町では、来月上旬までに接種が始められるよう準備を進めているということです。
【乳幼児接種のポイント】。
生後6か月から4歳までの子どもを対象とした新型コロナのワクチンについて、接種のポイントをまとめました。
厚生労働省によりますと、接種で使用されるのは、ファイザー社のワクチンです。
1回の接種に含まれるワクチンの有効成分の量は、大人の分の10分の1、5歳から11歳の子どもの3分の1程度とされています。
接種は3回行い、1回目の接種から3週間あけて2回目を接種した後、少なくとも8週間あけて3回目を接種します。
そして厚生労働省は、「3回目の接種から1か月後には、オミクロン株などに対する中和抗体価の上昇が確認された」として、一定の有効性が期待できるとしています。
一方、副反応については、接種部位の痛みや発熱、それに頭痛など、大人と同様の症状が確認されていますが、ほとんどが軽度または中等度でその後回復していることを踏まえ、「現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されている」としています。
香川県感染症対策課は、「小さい子どもであっても感染すれば重症化することはあるので、接種のメリットやデメリットを踏まえて実施を検討してほしい」としています。