岸田総理の決断にはどんな背景があったのでしょうか?
最新情報を、
国会記者会館から政治部の中村記者に伝えてもらいます。
岸田総理は午前中の答弁では葉梨大臣を更迭しない考えを示し10日までと変えていませんでしたが、
「葉梨大臣の国会答弁を見て考える」との意向があったと周辺が明かしています。
身内の与党内からも、「“死刑”という内容が問題だ」
「場を盛り上がると考えて何度も話すというのは度が過ぎている」などと、
「辞任は避けられない」との声が高まり、“更迭”に踏み切りました。
そして、岸田総理の判断には、先月、後手後手の対応となった山際前大臣のこともあったとみられています。 支持率が落ち込む中、政権幹部は「今回は早めに厳しく対応しないと政権への打撃が大きい」と語っています。
ただ、ほかにも寺田総務大臣や秋葉復興大臣などもいて、官邸としては“辞任ドミノ”に危機感を募らせているのが実情です。
そして、岸田総理は先ほど報道陣の取材に応じ、
「法務大臣の発言によって重要政策の審議などに遅滞が生じることを考慮し、辞任の申し出を認めた」
「私自身の任命責任も重く受け止めている」と述べたうえで、
明日からの外遊について「明日午前1時に出発する」と明らかにしました。
TBSテレビ
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