祝日の朝、Jアラート鳴り響く 宮城・山形 立て続けのミサイル発射に緊張 

河北新報配信より

 

祝日の朝、Jアラート鳴り響く 宮城・山形 立て続けのミサイル発射に緊張 (河北新報) - Yahoo!ニュース

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河北新報

北朝鮮がミサイルを発射したとの一報を受け、宮城県内の情報を収集する県職員=3日午前8時10分ごろ、宮城県庁の復興・危機管理総務課

 

 「ミサイル発射」「ミサイル通過」。

 

祝日の朝、全国瞬時警報システム(Jアラート)の発出を知らせるけたたましい音が宮城、山形両県に鳴り響いた。

 

その後、政府は日本上空を通過しなかったと訂正したが、北朝鮮は立て続けに弾道ミサイル3発を発射。

 

「またか」「もうやめてほしい」。人々は疲労感をあらわにした。

 

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■急いで帰港  

 

宮城県石巻市渡波の漁師阿部善男さん(58)は翌朝の水揚げ準備をしていた小型底引き網漁船の上で、スマートフォンの警報音に驚いた。  

 

「建物の中、又は地下に避難して下さい」  近くにいた漁師に声をかけ、慌てて渡波港に戻った阿部さん。「警報が鳴ったら避難するしかないが、なるべく不安をあおらないようJアラートの精度向上に努めてほしい」と、困惑した様子で語った。  

 

JR東日本は一時、東北新幹線の小山-盛岡間や宮城、山形両県の全ての在来線の運転を見合わせた。JR仙台駅では、スーツケースを持った家族連れが電光掲示板で、遅れの有無を確認していた。  

 

東京都八王子市の専門学校1年平野凌空さん(19)は、福島県内で停車した新幹線に乗っていた。

 

「『ミサイルが発射されました』と車内アナウンスがあったが、乗客に混乱はなく、冷静に待っていた。ミサイルはもう勘弁してほしい」。到着した仙台駅で、疲れた顔で話した。 

 

■吉村知事「強く非難」  

 

行政も対応に追われた。Jアラートが発出された午前7時50分、宮城県は警戒本部、山形県は危機対策本部をそれぞれ設置した。  

 

宮城県庁では各部局の担当職員約20人が5階の危機管理センターに集まり、情報連絡員会議が開かれた。

 

ミサイルは上空を通過しなかったが、市町村と消防本部、漁協から被害の報告がなかったことを共有した。  

 

山形県の吉村美栄子知事は「連日の弾道ミサイル発射は県民に大きな脅威を与えるもので強く非難する。県として政府に対し、国際的な連携をさらに強め、断固とした対応をとるよう求める」とコメントした。

 

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