落雷で国宝の本殿が焼けた神谷神社「被害は屋根全体に」調査で明らかに【香川・坂出市】
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落雷で国宝の本殿が焼けた神谷神社「被害は屋根全体に」調査で明らかに【香川・坂出市】(RSK山陽放送) - Yahoo!ニュース
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先月(9月)末、落雷により国宝の本殿が焼けた坂出市の神谷神社(かんだにじんじゃ)で、屋根の被害状況が公開されました。
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当初の見立てよりも被害が大きいことから神社では修理費用をクラウドファンディングで集める方針です。
(神谷神社 中尾格宮司) 「いやーかなりひどいですねこれ」 火災のあと、神谷神社の本殿を覆っていたブルーシートが一旦取り払われました。
修理が本格化する前に強度のあるシートに取り換えるためです。
当初は火事の影響は屋根の一部だけとみられていましたが、調査が進むにつれ木材の被害が屋根全体に及ぶことが分かってきました。
(香川県教育委員会生涯学習文化財課 石田真弥さん)
「今後こういった炭化してしまっている材料が、また元の状態で修理する時に使えるのかどうなのかということを調べていくことになるかなと」
国宝の本殿は、“三間社流造り”という様式で、年代がわかるものとしては日本最古とも言われています。
修復には1億円はかかると見込まれますが、どこが負担するのかは決まっていません。
神社では氏子が減っていて、修復費用をねん出するため来月(11月)からクラウドファンディングで資金を募ることにしています。
(神谷神社 中尾格宮司) 「地元の氏子様とともにずっとこれ守ってきたわけですね。とにかく早く修復したいという思いでいっぱいでございます」
香川県などでは今後、炭化した部材をどの程度残すかなど、文化庁と協議しながら修復の方法について検討していくことにしています。
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