中国電力の無配当予想、第2大株主の山口県を直撃 配当見込み17億円が5億円に
配信より
中国電力の無配当予想、第2大株主の山口県を直撃 配当見込み17億円が5億円に(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
中国電力が2023年3月期の配当予想をゼロにした影響で、第2位の大株主である山口県は30日、22年度の当初予算で約17億円を見込んでいた配当が約5億円に減ると明らかにした。
県議会の一般質問で、総務部の内海隆明部長が答えた。
県財政課によると、配当金は一般財源に充てている。
これまでの実績から17億円を見込んでいた。
配当の時期と予算に組み込む時期がずれるため、5億円だけ入る。
23年度の予算にも響く可能性がある。
同課は直ちに県の事業への影響はないとしている。
県は中電株を約3400万株保有している。
中電によると、発行済み株式の9・4%に上り、日本マスタートラスト信託銀行(14・4%)に次ぐ。
中電は9月13日、23年3月期の連結純損益が過去最大の1390億円の赤字になるとの見通しを発表した。
背景には、ロシアのウクライナ侵攻や円安による燃料価格の高騰がある。
無配は1951年の会社設立以来、初めてとなる。
中国新聞社
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