日本海南西部の大地震 海域活断層対象の評価初公表 地震調査委
2022年3月25日 19時08分、NHK NEWS WEB 配信より

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220325/k10013552121000.html

中国地方から九州北部にかけての日本海南西部にかけての沿岸で起きる大地震について、政府の地震調査委員会は、海域の活断層を対象にした評価を初めて公表しました。

37の活断層が認められ、今後30年以内にマグニチュード7以上の大地震が起きる確率は全体で10%前後に上るとしています。

政府の地震調査委員会は、これまで全国の主要な活断層や海溝型地震を対象に地震の規模や発生確率を公表しています。

今回、鳥取県沖から長崎県沖にかけての日本海南西部を対象に、海域にある長さ20キロ以上の活断層の評価結果を初めて公表しました。

それによりますと、最新の研究から合わせて37の活断層が認められ、
▽鳥取県沖と島根県東部沖の「東部区域」で11、
▽島根県西部沖と山口県北方沖の「中部区域」で17、
▽九州北方沖と九州北西沖の「西部区域」で9つあるとしています。

それぞれの地域ごとに今後30年以内にマグニチュード7以上の大地震が起きる確率を推計した結果、
▽東部区域で3%から7%、
▽中部区域で3%から6%、
▽西部区域で1%から3%で、
全体としては8%から13%になると評価しています。

ただ、海域では調査データが限られているため、過去の地震の発生間隔などは大きな誤差を含んでいるうえ、深さ5キロから10キロ程度では評価できていない活断層が存在する可能性もあり、わずかな時間で津波が到達するおそれもあることから、さらなる調査や研究が望まれると指摘しています。

地震調査委員会の委員長で防災科学技術研究所の平田直参与は「海域で起きる地震では津波が起きる可能性があり、十分注意してほしい。海域にある活断層は陸と比べて調査が難しく、これまで地震の活動度を評価できなかったのが、最新の研究によって実現したことは重要だ」として、今後、ほかの海域の活断層についても評価を行う方針を示しました。

私のコメント :  令和4年3月25日、日本海南西部にかけての沿岸で起きる大地震について、政府の地震調査委員会は、ようやく、海域の活断層を対象にした評価を初めて公表しました。

島根県西部沖と山口県北方沖の「中部区域」では、17の活断層があります。

山口県内、下関・長府地域、山陽小野田地区 宇部地域 等 における 過去から、内外における、有識者、並び、歴史学者 経済学者 における、その関係者から、大規模災害が 周辺地域には、発生するとの予測がある 菊川断層地震 活断層に関しても、山口県知事を頭におき、地元の政治家、自治体の各長からも、その情報配信が、地域住民に対し、今迄、積極的に その予算を伴う 予防措置 等 なされてきていないところは、山口県民としても、気になり、心配するところとなっている。

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日向灘・南西諸島M8級地震の恐れ 今後30年長期評価 政府調査委

配信より

 

日向灘・南西諸島M8級地震の恐れ 今後30年長期評価 政府調査委(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

配信より

 

 政府の地震調査委員会(委員長=平田直(なおし)・東京大名誉教授)は25日、日向(ひゅうが)灘(なだ)と南西諸島海溝周辺で今後30年以内に起きる可能性がある地震の長期評価を公表した。

 

マグニチュード(M)7級の規模の地震について、日向灘での発生確率を80%、沖縄・与那国島周辺は90%以上と評価し、高い確率になった。両地域とも、発生確率は「不明」としながらもM8程度の地震が起きる恐れがあることも示した。

 

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また、南西諸島海溝周辺では、M7・4の地震で約30メートルの大津波が先島諸島を襲った「八重山地震津波」(1771年)のように、地震の規模から想定される以上の大津波が発生する可能性があると指摘した。  

 

前回の長期評価の公表は2004年で、11年の東日本大震災の発生を受けて見直した。

 

今回評価した地域に隣接した東海―九州沖の南海トラフでは、今後30年以内にM8~9級の巨大地震が70~80%の確率で発生すると考えられている。  

 

また地震調査委は、鳥取―長崎沖にある日本海南西部の海底活断層で起きる地震についても長期評価を公表した。

 

海底の活断層は陸域に比べて調査が難しく、長期評価の公表は初めて。

 

M7以上の地震が30年以内に起こる確率は8~13%とした。

 

平田委員長は「海底の断層でも地震が起き、津波が来ることを認識してほしい」と注意を呼びかけた。  

 

日本海南西部の海底活断層の東部には、この海域で最大となる長さ94キロの伯耆(ほうき)沖断層帯があり、M7・7~8・1の地震が起きる可能性があるという。

 

M7以上の地震が30年以内に起きる確率は東部が3~7%、中部が3~6%、西部が1~3%だった。

 

【垂水友里香】

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