(写真:BSS)
島根県松江市では、14日から3回目ワクチンの個別接種が始まりました。
一方、ひと足早く始まった集団接種の予約状況は、予定の半数程度にとどまっています。
松江市は、国の1日100万回接種の方針を受け、3回目接種までの間隔を接種対象者全てで6か月に前倒しすると発表。
市内にある「うえだ内科ファミリークリニック」では、3月中旬まで予約が埋まっている状態だといいます。
三宅純人 記者 「個別接種の会場には、ご覧のように大勢の方が並んでいます。」
個別接種では当面の間、ファイザー社のワクチンが使用されます。
3回目接種をした人 「ここで2回ワクチン接種をやってもらったから。ここでやってもらった。」
うえだ内科ファミリークリニック 上田直樹 院長 「今後対象者がぐっと増えてきますので、できるだけ皆様に早く3回目接種ができるようにと思って、我々も頑張っています。」
その一方で・・・。
木谷茂樹 記者 「こちらの会場で使用されるワクチンは、モデルナ社製のワクチンとなります。交互接種の懸念もあってか、空き状況はかなり余裕がある状況になっています。」
個別接種よりひと足早く、1日から開設されている集団接種会場。
くにびきメッセでは、1日500人の接種を予定していますが、予約状況は半数程度にとどまっています。
松江市新型コロナウイルスワクチン接種実施本部 川上貴史 さん 「今週は半分くらい空きがある。2回目接種から6か月経過で接種できるようになりました。接種券をお持ちの方はホームページやコールセンターで予約いただければと思っています。」
3回目接種をした人 「(これまでのワクチンは?)1回目がファイザー、2回目もファイザー、3回目はモデルナ。ちょっと気になったけど量も少ないし大丈夫かなと思って。」
接種する人によっては、2回目までがファイザーで3回目がモデルナの交互接種となり、これが3回目接種の進まない一つの要因ともされています。
交互接種について、感染症が専門の医師に聞きました。
松江赤十字病院 成相昭吉 感染症科部長 「まず、大きなメッセージとしては、安心していただきたいと思います。」
厚労省が公開したデータによれば、2回目までとは違うワクチンを接種した方が、抗体量が上がっています。
松江赤十字病院 成相昭吉 感染症科部長 「安全性については変わらない。出来るだけ早い段階でワクチン、ファイザーでなければというわけはなく、打てるものを選ばれたら良いんだと思います。」
3回目接種の促進には、交互接種への理解を広げることが求められそうです。
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