飲食店は「手厚い補助」あるなか…観光バス会社は悲鳴
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飲食店は「手厚い補助」あるなか…観光バス会社は悲鳴(BSS山陰放送) - Yahoo!ニュース
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第6波の全国的な拡大で、山陰各地の観光地は悲惨な状況が続いています。
その一方で、まん延防止等重点措置が適用されている島根県では、助成金をめぐり、飲食店との差も問題となっています。
5日、島根県有数の観光地、出雲大社を訪れると…
三宅純人 記者 「出雲大社の神門通りに来ています。お店は営業中の暖簾を出しているのですが、人通りは少なく週末なのに寂しい雰囲気です。そして出雲大社に向かっていく人もあまり見られません」
観光客 「人が全然いないね本当に、びっくりした。どこ入っても待つこともないし」
飲食店の店員 「もうめちゃくちゃ暇ですよ。もう本当にめちゃくちゃ暇」 こうした中、観光バスやタクシーを運営する会社からは、悲鳴が上がっています。
出雲観光タクシー 渡部稔 代表取締役 「どれくらいの支援金が飲食店にあるのか分からないですけども、色々な情報の中で、飲食店は手厚い協力金がある中で、我々には一切助成金もありません」
まん延防止等重点措置では、時短営業に応じた飲食店に対しては協力金が支払われますが、観光業やタクシー業者は、その対象外。
観光客が減る影響をもろに受けています。 まん延防止期間中のバス予約は9割以上キャンセルになりました。
タクシーも飲食店の時短・休業の影響で、午後6時以降の稼働はほぼ無い状態です。 しかし、人件費やガソリン代はかかるため、経費が1日の売り上げの5倍以上になってしまう日もあるそうです。
島根では「まん延防止」の余波が各所に広がる中、観光業や卸売業など飲食店以外の支援にも目を向けてほしいと話します。
出雲観光タクシー 渡部稔 代表取締役 「自己努力で売り上げを伸ばすのは限界がありますので、しっかりとした支援などがいただけると、将来に向かって安心して経営ができると思うところではあります」