隠岐の島町で伝統の「とんど焼き」 豊作や無病息災祈る

隠岐の島町で伝統の「とんど焼き」 豊作や無病息災祈る
01月15日　13時02分、NHK NEWS WEB 配信より
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20220115/4030011233.html

正月飾りをやぐらとともに燃やし、豊作や無病息災を祈る伝統の「とんど焼き」が隠岐の島町で行われました。

隠岐の島町の今津地区では、豊作や無病息災を祈って、港の波打ち際に竹のやぐらを組み、家庭の正月飾りとともに燃やす「とんど焼き」が毎年行われています。

１５日は、午前７時ごろから地区の住民１５０人ほどが集まり、高さ１５メートルの大きな竹で組まれたやぐらにわらをかけたり「家内安全」や「健康」などと書かれ、中に家庭の正月飾りが入れられた「宝布」という袋を飾りつけたりしていきました。

そして、やぐらに火をつけ、火柱をあげて燃えたやぐらが海に落ちるとふんどし姿の男性たちが勢いよく海に飛び込み、やぐらを解体して竹を取り出しました。

取り出した竹はお祝いごとのある家庭に贈られることになっていて、ことしは還暦を迎えた男性に贈られました。

今津地区の区長の服部幸則さんは「町内でも新型コロナの感染者が確認されましたが、密にならないよう気をつけながら、長年受け継がれてきた伝統行事をことしも行うことができ、感謝しています」と話していました。

 

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