2022年迎え明治神宮で終夜参拝再開 人出はコロナ禍前の半分程度
配信より
初詣客でにぎわう明治神宮=2022年1月1日午前0時8分、東京都渋谷区、井手さゆり撮影
2022年を迎え、明治神宮(東京都渋谷区)では2年ぶりに「終夜参拝」を再開した。
参拝客数はコロナ禍前の半分ほど。広報担当者は「やっぱり家にいようかな、という人が多かったのでは」と話した。
【写真】初詣客でにぎわう明治神宮=2022年1月1日午前0時2分、東京都渋谷区、井手さゆり撮影
午前0時、年越しを知らせる太鼓の低音やさい銭の「チャリン」という音、参拝客が手を合わせる音が交差した。
コロナ禍前は年間300万人ほどが訪れていたが、「もっと人がいるかなと思っていた。
この寒さや、オミクロン株の拡大が影響したのでは」と広報担当者。
0度前後という冷え込みの中、足を運んだ参拝客は、手を合わせて思い思いに祈った。
高校時代の友達と2人で訪れた中島慶斗さん(21)は「周りにいてくれる人の健康」を祈った。
コロナ禍で、人との関わりはネット上が大半。
感染拡大が落ち着き、「メシ行こう」と誘ってくれた友達がありがたかった。「何げない日常が続く1年であってほしい」
夫と子ども2人の4人で訪れた安藤真弓さん(49)は「無事に1年を過ごせたことのお礼にきました」。
引っ越しや長女の大学受験、長男の高校進学といった「イベント」が続いた年。
「今年も、体調崩すことなく。ね?」と、ベンチコートを着込んだ長男に話しかけた。
(横山輝)
朝日新聞社
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