青い空。そよぐ風。雲が泳ぎ、鳥たちが飛び交いながらチュンチュンと唄っているよ。そしてその下には朝露がきらめくきれいな緑が蓄えられた畑。隅の草をつつくニワトリさんたち…

そしてある日、わたしは思ったのです。あぁ、「農業」をやりたいと…。

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

へへへへへっへ…へやっくしょん!!(花粉症)

ゲホゲホ。うーー。いやどうも。いきなりカッコつけちゃってすみません。。

 

どうもはじめまして。わたくし、佐川と申します。

鹿島アントラーズとパンクロックが大好きな30歳(神木隆之介と同い年)です。

現在は茨城県のとある老人ホームでリハビリの仕事をしながら、バンドマンとしてステージの上に立たせてもらったり、社会人サッカーチームの一員としてベンチから試合を見守ったりといった日々を過ごしています。

 

この度はこのブログに目を通してくださって、そしてわたしのことを見つけてくださって本当にありがとうございます!

 

 

 

あんまりマメでもなく、文章を書くことが得意でないワタクシですが、この度ブログを始めることになりました。

 

始めたきっかけは、冒頭でちょっと調子こいて話しをしてしまいましたが、、

「自分の農園を持ち、有機野菜を育てて、安心安全な野菜を皆さんの食卓にお届けする。」という夢ができたからです。フフフ。いいでしょう?

ということで、まずは簡単に自己紹介させてくださいね。

 

 

わたしの地元は茨城県北部の田舎町。父は会社員、母はパートでコンビニに勤務しており、両親ともに畑や田んぼなどにも関わらず、近い親戚にも農業で生計を立てている方はいませんでした。

農と関わっていた人たちなんて、実家の隣に住んでいる祖父母が近所の人んちの畑を借り、小さな畑で自分達が食べる分のトマトやキュウリを育てていた程度で、ワタクシも両親と同様に農業に関心を持たずに育ちました。

 

そんなワタクシが熱中したのはサッカーと音楽でした。

高校卒業後、社会人サッカーチームに入ったり、バンドを組んで曲を作り、水戸のライブハウスでライブをしたり。それは現在も続けています。そのふたつに情熱を燃やしながら、3年間水戸の専門学校に通って理学療法士の資格を取得。病院や老人ホームで勤務をし、29歳の時に教員をしているオクサマと結婚。いやなこともたくさんあるけれど、とても充実した毎日を送っていました。(います か。笑)

 

そんななか、世界情勢はめまぐるしく変化していきます。

世界はコロナウイルスのパンデミックで混乱し、わたしは予定していたバンドのレコーディングや楽しみなライブ等々が感染対策、そして自分が医療従事者であるということで断念せざる負えなくなりました。

その最中東欧のウクライナではロシアとの紛争が勃発。「欧州のパンかご」とまで言われる小麦の産地・ウクライナは小麦の栽培なんかしている場合ではなく、全世界で小麦の供給が滞り大パニックとなりました。

 

人々の生活に影を落としたパンデミックに世界情勢。幸いパン食ではなくお米が大好きなわたしは主食にはあり付けたものの、小麦を使っているものはパンだけではありません。うどんやパスタなどの麺類からお菓子までもが小麦粉で作られていて物価が高騰しましたし、なんならその小麦ってのがほぼ輸入品だということを知りました。

パンクロックが好きで戦争や社会問題について考えたり触れたりする機会が多く、それもあり心の中で引っかかったところがあったわたし。休日は「日用品の買い物以外は家から出るな。」と職場から言われていた(あの時の医療従事者は本当にそう職場から言われていたんですよ)ため家にいてもやることがないし、ふと記事や新聞を読んで日本のいわゆる一次産業についてすこし調べてみることにしました。

 

そして知ったのです、「日本の食料自給率が38%」しかないということを。

 

 

こんなに食べ物があふれ、余った食べ物が日々捨てられていくことが現状であるこの国が、食料自給率が38%しかないなんて…

なんだか悲しくなったし不安になったし、情けなくもなりました。

 

少子高齢化社会が叫ばれ、今後の経済成長も見込めなさそうなこの日本で、これからどうやって家族との生活を守っていけばいいんだろう。

少年時代に父親が体を壊し、家計が厳しくて十分にごはんが食べられなかった経験があったわたしは、自分のこどもには食べることで苦労させたくないという気持ちもあり、国家試験を受けて今のこの医療分野の職業に就きました。しかし、どんなに需要があって収入も先が見込める医療・介護業界で働いていても、世界情勢やらで食べ物が手に入れられなくなってしまったらどうもこうもありません。

いてもたってもいられなくなった単純なわたしは、釣具屋に直行し釣り道具をそろえ「魚が食いたくなったら魚を釣れる技術」の習得のために釣りを始めました。(釣りめっちゃ楽しいね)

それに飽き足らず、将来家を建てたら畑もやりたいなと考え、その間にアパートのベランダに木を生やそうとうまいし栄養もあるという素晴らしい植物・アボカドの種を鉢に植えて育て始めたりなんてしました。

 

これが結構楽しくって本を買って読んだりするようになったのです。そんなある日、近所の本屋さんに行くと、農業書コーナーなるものが設けてありました。

そこに置いてあったある本がなんとなく気になって購入し、家に帰って読んでみると、「ビビビッ!」と背中に電流が流れたのです。

中学生の時に銀杏BOYZを初めて聴いたときと同じ衝撃。(?)

 

それは農文協から出版された「小さい農業で稼ぐコツ~加工・直売・幸せ家族経営で30a 1200万円~(西田栄喜さん)」という本でした。

 

勝手に農家をやるには大きい農地と農業機械、多額の準備資金とそして従業員さんが必要なのだろうと思っていた自分にとっては目からウロコ。

「これならオレでもできるかも。」と思い、気づけばまた同じ書店で農業書を買いあさっていました。

 

 

 

わたしには農業の知識も経験もありません。

友達や親せきに農家の人もいませんし、ツテもありません。

しかし、いまのわたしには少なからず目標と、やる気というよりか好奇心があります。

わたしの好きなパンクロッカー、ジョー・ストラマー(THE CLASHね)は言ったそうです。「月に手を伸ばせ。たとえ届かなくてもだ。」と。

 

わたしも今となっては守るべき家族があり、独身時代のようになりふり構わず行動することはしませんし、生活のためおカネは本当に大切なのでなるべくリスクは負いたくありません。

 

でもね、背中にビビビッと電流が流れた時ってのは、そりゃ一歩踏み出す時なんだよな。「ためらいと勇気は似ているから、踏み出した足は半歩でも前に。」これは日本のパンクバンド・OLEDICKFOGGYの“月になんて”って曲の一節ね。

音楽はいつだって翼をくれる。

 

 

将来、小さな有機農園を経営し、野菜の直売と加工品の製造・販売を行い、今現在と同じくらいの年収を稼いで家族幸せに暮らす。そして地球にもカラダにも優しい野菜を育て、皆さんに喜んでいただく。これが現段階の私の目標です。

 

そして、できることならば、市内にある「こども食堂」に野菜を提供して、こどもたちのちからになりたい。

 

こどもたちに農業体験をしてもらったり、給食が食べられなくて厳しい夏休みや冬休みにウチの農園でバーベキューなんかしてもらえたりなんかできたのなら最高だな。ご飯が食べられなくて困ってる時って、本当にイイことって考えられないんだよ。(経験あり。)わたしが中学生・高校生の頃は地元にこども食堂的なものなんてなかったから、ほんとうはこんなものない世の中になってほしいものだけれど、本当に素晴らしいことだと思うのです。これはひそかな夢。

 

 

来年になったら、地元の農家の方に農業研修をさせていただき、2年程度勉強させていただければと思っています。農業研修を始める前の今これから、加工品として販売することを考えているおいしいキムチや漬物が作れるように腕を磨くことと、節約して貯蓄を増やすことを頑張ろうと思っています。

 

こんなひよっこどころかまだ卵にもならないか程度のわたしですが、このブログを通して「同業者」ではなく、友達ができたらなと思っています。血の通った関係。ぜひ友達になってくださいね!

 

 

 

 

と、初回なので自己紹介がてらなんだかまとまらない文章を長々と書いてしまったわけですが、これから随時更新していきますのでよろしくお願いいたします。

 

農業についてのことだけじゃなくって、音楽とかサッカーのこととかの内容が結構多くなるとも思いますので、そちら方面の方々もぜひよろしくです~。