バースデイきっぷで四国旅行 その4のつづきです。
四国鉄道文化館を後にして伊予西条駅から再び移動を開始します。
今回はアンパンマン列車ではない通常仕様の8000系です。
乗車するのは再びグリーン車。
先ほどの列車とは違い、数名乗車されていました。
西日本豪雨で橋脚が被害を受けた本山~観音寺の財田川橋梁では復旧工事が続けられていました。
列車の運行はなんとか再開しましたがまだ徐行がかかっていてゆっくりの通過でした。
本来の速度で通過できるようになるのはまだ先なのでしょうか。
1時間ほど乗車して多度津駅で下車。
お昼なので飲食店を検索。
せっかくの香川県なのでうどんを食べたいと思いスマホで「OK Google」して近くの飲食店を検索。
15分くらい歩いたところにお店があったので、炎天下の道をキャリーバッグ引きながら歩きます。
お店に着いて衝撃、「都合によりしばらく休ませて頂きます」。
うおおおおおおおおおおお、この暑い中歩かせてこれかあああああああああああああああああ!!!
他の店を探している時間も無くなってきていたので結局駅前のセブンイレブンでうどんを買って駅待合室で食べました。
「製造場所は香川県だ...これも讃岐うどんだ...」商品のラベルを見て自分に言い聞かせて食べます。
でも心なしか岩手のコンビニうどんよりコシがあって美味しいような気がしました。
ご飯を食べたらホームに移動。
瀬戸大橋アンパンマントロッコ4号です。
またまたアンパンマン。
ちょうど夏休み期間ということでこの列車が運行されていたので乗ってみました。
夏休み期間とは言ってももう8月最終週だしそこまで混まないだろう...と思ったのですが。
あぁっ、子ども連れでいっぱいだ。
しかも車内BGMとして常にアンパンマン関連の曲が流れている...
これは21歳の男が一人で乗るものではなかった、完全に場違いだ。
「アンパンマン」トロッコなのである程度のことは覚悟していたがここまで精神的に来るとは...
とりあえずしょうがないので自分の座席へ。
当然子ども連れ家族との相席。
丸亀の辺りからは讃岐富士(飯野山)が見えました。
ちっちゃい富士山です。これなら気軽に登れそうです。
讃岐平野は平野の中にこんな感じで丸い山があちこちに生えているので面白いです。
宇多津を出たらいよいよ瀬戸大橋を渡るのでトロッコ車両に移動します。
トロッコなので開放的な車両で風も入って気持ちが良いです。
瀬戸大橋の途中、高速道路の与島PAではこの列車に向かって旗を振っている方々がいました。
イベント列車に乗ってるんだなぁという実感。
このトロッコ車両には床がガラスになっていて線路が見えるところがあります。
東京タワーとかスカイツリーの展望台にあるようなやつですね。
場所によっては線路どころか橋の下の地面まで見えるので面白いです。
瀬戸大橋を渡っているという実感が湧きます。
同じ年に開通し、互いに今年30周年を迎える青函トンネルを通っているのとは違って海を渡っているのを実感できます。
島が多くてその島々を結ぶ形で橋をかけられた瀬戸大橋と、途中に島が無くて距離の長い青函トンネルを比べてもそれぞれ環境に合った形で造られているのでどちらが良い悪いという話ではないのですが。
瀬戸大橋と青函トンネルの共通点と言えば同じ年に開通したことだけでなく、どちらも新幹線が通れる形で建設されているということも共通点です。
青函トンネルは言わずもがな北海道新幹線開業によって新幹線を通すという悲願は達成されましたが、瀬戸大橋は構想のみで新幹線が通るかは不透明。
現在の瀬戸大橋は、新幹線・在来線両方開通した際に新幹線下り線(四国方面)になるところに在来線上り線(岡山方面)が、在来線上り線になるところに在来線下り線(四国方面)が敷設されている状態です。
現在整備新幹線になっている路線が全線開通したとき、次は四国新幹線が建設されるのでしょうか...
その頃の日本は今より新幹線どころじゃない大変な状態になっていそうですが...
ちなみに瀬戸大橋の本州側にあるトンネルも一応新幹線に対応した形で作られているようです。
外側にさらに線路を敷設できそうなスペースが残されています。
前述の通り新幹線が開業した際にはこのスペースと現在この列車が走行している線路が新幹線の用地になります。
JR四国が乗り放題の今回の切符で乗れるのはここまで。
本州にあるJR四国の駅です。
この児島駅がある岡山県倉敷市の児島は国産ジーンズの生産地として有名です。
駅前のバスターミナル付近の屋根にもジーンズがたくさんぶら下がっています。
何も知らなければただ洗濯物を干しているかのような異様な光景です。
ちなみにこの児島駅の西側にあるバスターミナル周辺、Googleマップの航空写真とかで見るとわかりやすいですが新幹線開業に備えて新幹線用地が駐車場として確保されています。
乗車するのはマリンライナー37号の当然グリーン車。
グリーン車とは言いつつ座席は新幹線や特急の普通車指定席のような感じ。
2階なので景色がいいです。
マリンライナーには瀬戸大橋線開通30周年のヘッドマークがつけられています。
欧州の列車のような顔をしている気がします。
今度はこれに乗ってみたいな。
高松では1時間ほど乗り換え待ちをします。
琴電はキャラクターがイルカの「ことちゃん」なのが気になっていて何か惹かれるものを感じていました。
駅窓口でことちゃんグッズを購入して駅を出ます。
ICカードIrucaを買おうかとも思ったのですが値段がそこそこしたので諦めました。
乗車も時間が少ないので断念。
なんだか高松市内に居るといろいろなところでことちゃんを見かけます。
ことでんバスにはことちゃん仕様のバス。
こんなにことちゃんを推しまくってる琴電もすごい。
自社キャラクターに愛情を持っているというかなんというか。
琴電を撮影できるところを探していましたが時間が無かったので適当な場所で妥協。
このレトロな雰囲気の車両が走っているのもいいです。
ガラスに笑顔が描かれていて可愛い駅舎。
今はうずしおも2600系という新型車両が入っていますが今回はN2000系でした。
最高速度は130km/h、ディーゼルなのにぶっ飛ばします。
これも振り子式のおかげです。
立派な駅舎です。
が、ホームに行くと気動車オンリーで古臭いような昔ながらの雰囲気で溢れているのでよくネットでは「ハリボテ駅舎」とまで言われています。
徳島県は日本で唯一電車が走っていない都道府県(JR線で、という言い方をすれば高知県もですが)。
こんなに気動車に囲まれる経験他に無いですよ。
左側の鳴門線、本日の宿がある鳴門駅に向かいます。
個人的に驚いたのは、この列車ドアが手動でした。
東北を始め地方ローカル線では開閉ボタンを押すことでドアを操作する半自動ドアは多くみかけますが、完全に手動というのは初めての経験。
手動ドアという存在は聞いていましたがここで来るとは思っていなかったので想定外。
列車は日の傾いてきた中を鳴門へ向かいます。
(AQUOS R2で撮影)
川に沈む夕日綺麗だなぁ。
これほど大きな川を渡るというのも沿岸地区ならではなので、内陸生まれの私にはちょっと新鮮。
(AQUOS R2で撮影)
この日は本当に夕日が綺麗でした。
天気が良すぎて暑すぎたのでイライラはしましたがこういう綺麗な景色が見れるのはいいもの。
日が落ちてもう暗くなってきてしまいました。
駅舎の反対、西側にあるホテルまで直行してすぐ休みました。
ちなみにこの日の夕飯もコンビニうどんです。
昼に食べたのはセブンイレブン、夜に食べたのはローソンでした。
ローソンの「本場讃岐 ぶっかけうどん」はセブンイレブンのに無かった天かす・ちくわ天・レモンがあって個人的にはローソンの方が美味しかったです。
鳴門に泊まったからには翌日はあれを見ます。
つづく