昨日仙台に行ったばかりですが今日は家族みんなで出かけてきました。
行き先は沿岸北部方面。
画像がスマホのものと一眼レフのものと混ざっていますがご了承ください。
自宅から葛巻町方面ルートで移動したので途中には白樺林で有名な平庭高原が。
県南(から南)の人を連れてくると感動する光景らしいです。
県北に関わりの深い私からすると白樺が生えているのは普通の光景なので「いっぱい生えてるな~」程度なもんです(汗
このあと久慈市中心部まで行き、朝ドラ「あまちゃん」のロケ地を車でチラッと見て国道45号を南下。
途中に寄った道の駅のだでは後ろに三陸鉄道北リアス線の陸中野田駅が併設されていて、ちょうど列車が来る時間だったのでホームで見学。
なんと宮古行はお座敷列車連結でした。
陸中野田駅は1面2線の列車交換可能駅なので多くの列車が交換を行うようです。
この列車もそのタイプで、久慈行の列車が直後にやって来ました。
震災後に導入された新車と昔からいる車両の交換。
お座敷列車も見られて一度で三度おいしい感じです。
このあとは本日の目的地である田野畑村の北山崎へ。
ここで一旦今日の旅行から少し脱線して天気の話をしましょう。
こちら、本日お昼に気象庁が発表した天気図です。
※天気図の画像は気象庁HPより
樺太の横、オホーツク海上に高気圧があるのがわかりますね。
これが主に梅雨時期に見られるオホーツク海高気圧です。
追加で高校地理のことも。
北海道~東北の太平洋側に吹く季節風が「やませ」というのはご存じですよね。
この「やませ」っていうのはオホーツク海高気圧が強くなると顕著に現われます。
そして「やませ」が強く吹き込むと岩手の沿岸なんかは濃霧に見舞われます。
もうお分かりですね?
本日の岩手県沿岸地域は酷い濃霧でした~
オホーツク高気圧!お前日本はもう梅雨明けしてるんだからさっさと消滅して太平洋高気圧に力譲れ!!
いや、冗談じゃ無くやませが長期間続くと東北は大冷害になってしまって農業が死んでしまうのでゆゆしき問題です。
ということで景勝地として名高い北山崎ですが本日の景色はこちら。
真っ白。なんじゃこりゃ。
晴れてれば宮古市まで見えるらしいのですが手前の断崖絶壁すら霞む景色。
せっかく来たので諦めきれず第二展望台へ。
少し高度が低くなって海に近づいたからか手前はいくらか見える状態。
晴れの日にいつかリベンジしよう、そう心に誓うのです。
諦めて田野畑村から宮古市まで南下。
宮古市魚市場の向かいにあるシートピアなあどという道の駅へ。
ここは埠頭にあるので東日本大震災のときは津波をモロにくらっている場所です。
外壁には津波浸水高を示す看板がありました。
5mの津波をかぶったとのこと。
この場所の他にも河口にある水門には大体当時の津波浸水高を示す看板が付けられています。
水門の高さを余裕で超えているところもあって当時はすごかったんだなぁと感じるばかり。
復興工事の進む中盛岡まで帰りました。
沿岸北部に行ったのは中学校のとき震災ボランティアで野田村にちょっと行ったの以来でしたがいろいろ変わっていてびっくりです。
中学校の頃は野田村で草刈りをしたのですがその場所には今では建物が建ち始めていて時の流れを感じました。
一方で震災前からある観光地は今でも魅力的ですし県外ナンバーの車もたくさん居ました。
ただ、今回は天気が悪かったので良い日にリベンジしたいし、見るだけだった三鉄にも乗りたい。
盛岡発久慈行JRバスの白樺号というのは好摩口バス停にも停車するので案外行きやすい場所なんですよね。
でも今日ドライブしたのも楽しかったし...
どういう形にせよいずれまた行きたいです。