この間の金曜日に行ってきた盛岡バスセンター。
ここ数日課題だとかでブログの時間を確保できなかったのでようやく書こうと思います。
肴町商店街・ななっくの斜め向かいにあるこの3階建てのボロボロの建物が盛岡バスセンターです。
自動車ターミナル法適用第一号の施設で日本で最初にできたバスセンターなんだそう。
日本語・英語表記のどちらの看板も昭和感のすごいフォントでいい雰囲気を出しています。
これ開業当時から変わってないんですかね?
バスの発着ホームは、鉄道で言うと上野駅にあるような頭端式ホームです。
7番線まであります。
発着するバスは写真のようにいちいち頭を突っ込んで停車します。
発車の時刻になると自動ではない生音のアナウンスの後に「発車」と書かれたランプが点灯します。
ちなみに、アナウンス・「発車」ランプ操作共にホームを見渡せる場所にある放送席のような場所から人がスイッチオンしています。
「発車」ランプが点くと後ろで誘導員がバックの誘導を始めます。
バックを終えるとそのまま道路に出て行って目的地に向かっていきます。
と、到着から発車までの流れを一通り説明しましたが、今度はバスセンターの中を。
盛岡バスセンターは開業以来の姿を今まで残していて内装が昭和感で溢れていることでも有名です。
この日はちょっと時間が遅かったからか時計屋さんしか営業していませんでしたが、本来はラーメン屋やお菓子なんかの売店があります。
営業しているときに行くともっと昭和感が増しますよ。
...そんな昭和35年(1960年)から半世紀以上この場所でバスの発着を見守ってきた盛岡バスセンターですが、9月に閉鎖される方向で事が動いているようです。
耐震性の問題で存続するにしても立て替えや補強工事が必要なわけですが、震災の影響で資材が高騰していてなかなか難しいんだそう。
このまま耐震補強をして大分県豊後高田市の商店街のように昭和感を売りにもっとアピールすれば観光客を取り込めなくもなさそうですが...
この盛岡で3番目に高い建物である去年完成の最新マンションと半世紀を過ごしたレトロな建物との対比が楽しめるのも今年いっぱいになりそうです。
存続のための活動も一部で行われているようですがやっぱりお金が...ねえ?
盛岡市がもっとお金持ちの自治体だったら国際興業が事業から手を引こうが「よっしゃ!立て替えでも補強工事でもやっちゃおう!」となっていたんでしょうが悲しい財政状況ですので(^▽^;)
こんな場所他には無いのでなんとか残して欲しいものですがね。