No Line on the Horizon(DIGI PACK)/U2

何を今さら元年かと申しますと、U2のCDを自分で買ったのは初めてだからです。
ウチには『魂の叫び』というライヴ映画のDVDと、いつのまにかダンナが買っていた初期のベスト盤があるだけ・・・。
茨城から千葉へと嫁に来た当時、それまで聴いていたレコードは全て実家に置いてきて、ようやく普及し始めたCDプレーヤーを購入するまでの間、聴いていた音楽といえば何が入っていたかも覚えていない数本のカセットテープとTVでやってたベストヒットUSAくらいでした。その番組の中でよくNew Years Day/U2のPVが流れていて、BGM程度に聞き流していたものです。


デビューする前は軟弱パンク?TELEVISIONのコピーなどしていたという噂もあるU2ですが、まぁ!しばらく見ない間に大きくなったわねぇ~!!(と、近所のおばちゃん風に言ってみる♪)

2000年代になって、洋楽リスナーとして復帰した頃にはブリティッシュロックという呼び名もUKロックに変わっていて、わたしは浦島状態だったのですが、パンク全盛期以降のロックが大きく変わって行った中では、U2というバンドの影響も大きかったのかも知れません。


そんなこんなで、過去のU2についてはベストに入っている何曲かしか知りませんけど、部屋でニューCDを聴いてたらダンナが「このU2路線の曲は、誰の?」 と訊いてきたくらいなので、全体としてそれほど大きな変化はないような気がします。

先行シングルのGet On Your Bootsは前作のVertigoをよりスタイリッシュにしたようなキャッチーな曲、Stand Up ComedyBreatheなどもU2の曲の中でも凹凸感というかロックテイストの強い曲ではないでしょうか。
Moment Of Surrenderでは、New Years Dayの変形のようなベースラインが深海に沈んでいくようなバックに何かメッセージ性を感じる作品です。でも一番ポジティヴで堅実なU2路線の曲といえば、多分セカンドシングルのMagnificentではないかなーと思ってます。

いや、何となく(笑)