こんにちは。
しぐさ美人メソッドの公認講師 ひかるです。
ごきげんいかがですか?
もうすでに初夏の気候ですね~。
着物を着る人にとっては何を着るか悩みどころですね。
私はすでに単衣の着物にチェンジしています!!
長襦袢はすでに夏仕様で 麻や絽。
半襟はまだ冬と同じですけどね、色は白にしています。
袷の時は柄足袋と柄衿ばかりでしたけど。
紬の着物ばかり着てましたから。
私が着物を着るようになったのは、
10歳からずっと茶道のお稽古をしていたからなんですが、
そのころの着物の着方はとにかく真面目でした(笑)
白足袋と白の半襟は必須アイテム。
それ以外はありません。
柄衿のついた赤の長襦袢が桐箪笥に入っておりましたが、
出番がいつ来るのか・・・・忘れられた存在。
でもほんとは、お稽古の時は衿に関しては気にすることはないんですよ。
お茶席に出る場合は白ですけどね。
47歳から始めた着物生活では、
真面目に対する反発があって不真面目な着物を徹底しておりました(笑)
だって、着なければいけない状況と、好きで着る状況とは大きく違いますものね。
アンティーク着物に目覚め、柄の面白さにはまり、
自由な着こなしを世間に広める勢いでどこにでも着物で出かけておりました。
インにタートルネックあり ブーツあり!でした。
こんな感じ↓
2013年の3月のお出かけの時。長襦袢を見せています。
しぐさ美人の公認講師になってからは、何となく白の半襟が多くなっております。
目上の方にお会いする機会が増えたのと、季節柄そうなったのと同時でしたからでしょう。
実は半襟には面白い歴史があるのです。
江戸時代には半衿だけを売るお店で生活ができたほど、
皆さん、半衿には贅沢をしていたようです。
刺繍の豪華な半襟は池田重子さんのコレクションなどで見ることができますね。
戦前は色衿や刺繍衿が中心でしたが、
1940年に公布された奢侈(しゃし)品等製造販売制限規則をきっかけに
白衿に移行したようです。
戦争の影響を受けているのです。
戦後になり色衿が若干復活しましたが、
高度経済成長期の和服の脱・普段着化に伴い、
ほとんど白衿一辺倒となってしまいました。
現代では再びの着物ブームで、オシャレの一つとして考えられるようになり、個性を出す手段
の一つにもなっていて、柄も豊富です。
さて、50歳の半ばになった私の出した結論は・・・・
柄衿は地味な紬の色を引き立たせるため!
進んで柄衿の長襦袢を着るべし!!
柔らか物には柄衿を合わせるのが若干難しい!!
小紋に合わせるときには色柄のある半襟がいいですが
色の組み合わせで着物が引き立つものがいいですからね。
そこには高度なテクニックがいりますから、面倒臭くなって白にしちゃう。
付け下げ以上の着物はやはり白ですね。
これが私の結論です。
一辺倒・・・・というのが苦手な私。
何事も中庸で行きましょうよ!!!
ではごきげんよう~