プライマリ・ケア医、精神科医として勤務中伝統的占星術を教えています。著作:基礎からわかる伝統的占星術https://traditional-astrology.jp/works/
勧善懲悪のドラマは、結末が決まっているので見ていて安心です。逆に普段と結末が違うと、変に感じます。現実は常に正義が勝つとは限りません。そして、何が正義かも時と場所で変わります。確かに、白黒つけるのはすっきりします。でも世界は色々で、無理に色分け出来るものではないものです。
「正直者が馬鹿を見る」といいます。ずる賢い人は何かと上手く立ち回るでしょう。でも、その軽さのせいで、いつかは上手くいかなくなります。確かに正直者は馬鹿を見るかもしれません。でも、長い目で見れば必ず得をします。信頼は失うのは一瞬ですが、積み上げるのは時間がかかるからです。
もっとお金があれば、もっと時間があれば、パートナーがいれば、幸せになれる。そんな条件付きの幸せであれば、幸せは長続きしないでしょう。 条件がなくなれば、消えてしまう幸せだからです。本当は幸せに条件は必要ないはずですよ。
ネガティブな言い訳は、否定的な考えを刷り込む自己暗示のようなものです。続けていると、なんでも否定するクセがついてしまいます。自分は悪くないと、どこかで考えているのです。「✕✕のせいでできない」と言わずに。「〇〇なことがしたいから」とポジティブな言い訳をするようにしましょう。
自分の思ったとおりに実現しないのは、まだそのタイミングではないからでしょう⏰実現には何かが足りない。逆に何かが余計なのかもしれません。時間が足りないということもあります。相手次第のことならば、「いつかは叶う時が来る」と気楽に待つ。それくらいが、ちょうど良いこともあります。
「仕事に楽しみを」と言うと、けしからんと思う人もいるでしょう。でも、仕事は結婚のようなものです。最初はそのつもりがなくても、連れ添えばいずれそうなります。添い遂げることは難しいものです。だからこそ、自分自身が楽しめるものでなければ、お互いのためにはならないと私は思います。
「人生の意味」とは何でしょうか。つまらない人生と思えば、つまらない毎日でしょう。最高の人生と思えば、最高の毎日でしょう。夢を叶えることであれば、叶える喜びがあるでしょう。魂を磨くことであれば、嫌なことも修行でしょう。自分が思う人生の意味で、毎日の見え方が変わってきますね。
何をやっても上手くいかないことがあります。それは自分にとっての冬の時期かもしれません。でも、いずれ冬は終わり春が来ます。春が来る前の準備しておく。それが冬にしておく事ではないでしょうか。準備して待ちましょう。今が上手くいかないということは、これから上手くいく徴候ですよ。
なんでも自分でやらないと、という人は真面目です。誰にも頼らない生き方は素晴らしいです。でも、一人きりは倒れやすいです。迷惑を掛けないように、と頑張っていますが、倒れてしまうと逆に迷惑がかかります。それは自分が一番嫌なことなはずです。ですから、時には適度に頼るのも大事です。
どんな人でも、否定されることは嫌いです。相手が自分に否定的なことを言ったとしても。とりあえずは「そういう考えもあるんですね」くらいに受け入れてみましょう。完璧な人間は居ませんから、もしかすると相手の方が合っていることだってあります。結論は後でじっくり考えれば良いのですから。
自分で考えるよりも、人に聞くほうが早いことは多いです。頼るのが上手い人は、ついつい何でも聞いてしまいます。でも、すぐに人に頼ってばかりでは成長しません。継続的に出来るようになったら、自分でなんとかしてみましょう。守から破のタイミングです。ダメならまた頼れば良いのですから。
全てのストレスが悪いわけではありません。時には、刺激になりますし挑戦にもつながります。でも、負けそうになったとき三つのRを意識しましょう。・リラックス(Relax)・休憩(Rest)・気晴らし(Recreation)冷静に捉えられるだけの時間を空ければ、自然と解決策も見えてくるものですよ。
自信が無いのは辛いでしょう。でも、本当に自信が無いのでしょうか?少なくとも「自信が無いことに関しては自信がある」はずです。そうでなければ、言い訳の理由に「自信の無さ」を使わないでしょう。つまり自信が無い人はいません。まずは否定ではなく、肯定から入るのが抜け出すコツです。
困難にあったとき、神様に助けて欲しい気持ちもあるでしょう。でも代わりにやってくれることありません。それは神様が与えられた課題だからです。そして解決出来ない課題は出しませんし、解決方法も色々です。諦めるのも一つです。とらわれから解放される課題だってありますから。
否定する人、怒りっぽい人、怠けている人には近づきたくないですね。逆に、楽しんでいる人、笑っている人、何かに打ち込んでいる人には惹かれます。同じエネルギーを使うなら、他者に惹かれる方向に使いましょう。なにより、豊かさは人から受け取るもので、自分からは受け取れませんから。
大きな成果を得るには、小さなことの積み重ねです。宝くじのような結果を一度に手に入れても長続きはしません。地道に努力を重ねられること。その道は自分だけが歩むべき道で、自分だけの優位性です。自分を信じて、小さな一歩を少しずつ進み続けましょう。それが自分だけの個性にもなります。
自分より優秀な人はいくらでもいますから、競争の先には負けが決まってしまいます。競争しないためには、自分にしかないものを生かすことです。それには自分の経験や情熱を見つめることです。自分にしかないものは、元を辿れば自分から生まれたもの。本当は自分が一番わかっているはずですよ。
大切なものを守るために、我慢が必要なこともあるでしょう。でも大切なもの、そのものを我慢するのはどうなるでしょう?きっと、大切なものが何だったかも忘れてしまうはずです。時には我慢よりも、ちょっと揉めるくらいのほうがいいときもあるはずです。
教育(Education)の語源はラテン語で、外へ(E)+導く(DUCERE)です。つまり、あなたの持っている能力を引き出すことです。せっかくの知識は、ため込むだけでなく外に出していきましょう。外に出すメリットは記憶に強く定着することです。教えるのは人だけなく自分のためにもなりますよ。
人間は完璧ではありませんから、必ず失敗をします。そして残念ながら、人間は失敗からしか学べません。ですから例え失敗したとしても、心から反省しているならば。他人の失敗も、自分の失敗も、多少は大目に見て欲しいです。人に迷惑を掛けないで、成長した人はいませんから。