魅惑の魔都マカオでバカラ浸け(現代書館)
- 魅惑の魔都マカオでバカラ浸け/田村 光昭
- ¥2,100
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旧ポルトガル植民地だったという歴史もあり洋の東西それぞれの文化が融合する街マカオ。
著者は麻雀のプロとして有名ですが、本書はマカオという街の妖艶な魅力を伝える紀行文的要素が多分に盛り込まれた内容になっています。
ギャンブル色はそれほど強く出ていないと思いますが、バカラが話の中心になっています。
バカラは至ってシンプルなゲームで、控除率(寺銭)によるプレーヤーの不利が比較的少なく、それ故に大金が動くと言われます。
「しぼり」に見られるような虚栄心など様々な欲を掻き立てるゲームの特性。客をエキサイティングな状態にするよう建物の構造なども含めて計算しているカジノ側の工夫など、他のビジネスを考える上でも大いに勉強になります。
カジノの顧客はお金を賭けはしますが、実は様々な人がいます。
・バカンスで遊びに来ただけの人。
・自分の財力・地位を誇示したい人。
・賭け事が好きで娯楽として来ている地元の人。
・本気で勝負している素人。
・本気で勝負しているプロ。
お小遣い程度のチップをベットするだけならば、
「吹(チョイヤー)」・・・広東語で目(トランプのマーク)が消えてなくなれという意味。
「頂(テンガー)」・・・チョイヤーとは逆に目が出て来いという意味。
と叫んでいれば、金銭的なマイナスはあっても楽しいお遊びの範囲ですし、ストレス解消にもなりそうです。
逆に肩肘張って「必勝法を編み出す」とか、「負けを取り戻すまで」となると、カジノにとっていいお客さんになるだけ。
カジノに限らず、勝ち方よりも負け方(ここまで負けたら止める)を徹底することの方が大事だということを改めて感じます。
ちょっと遊びに行く感覚であれば、「慢慢開心(マーマーホイサム)」ゆっくり気楽に楽しむというくらいの心持がちょうど良いのだと思います。