円高の進行が止まりませんね。
日本の企業も円高で困っているんだから、
減税しろとまで言い出す始末です。
だったら、日銀が為替介入すればいいじゃないかと
素人的にはそう思うわけですが、
世の中そう簡単にはいかないんですね。
まず、アメリカは赤字を垂れ流して、
世界の供給を飲み込んできました。
その需要が低下してしまったので、
回復までは貿易黒字国が今度は犠牲を払うべきだ
との主張に誰も反論が出来ないのです。
カネの流れをいえば、日本や中国が米国債を買って、
そのカネがアメリカ景気を支えてきたわけです。
ということは、アメリカは人のふんどしで相撲を取っていた
という見方もできるわけです。
この回転を逆とまでは行かなくても、
流れを変えれば、バランスシートが改善されるので、
景気回復につながるというわけです。
だから、元の切り上げ要求が強まったりするわけです。
円に関しては、同様に円高圧力がかかっています。
だから、政治的に円高是正の政策も取りにくい
というのが実情ではないかと思います。
現在の為替水準訂正は、
プラザ合意後のようなドラスティックな動きではないけれども、
同じように水準訂正の動きだと理解すべきではないでしょうか。
ということは、円高はまだ進むと考えられますし、
すでに70円台は意識されていると想定しています。
では日本は何が出来るのか・・・
ここからは政治と企業の話になります。
企業には生き残りを賭けた戦いがありますので、
無駄な競争をなくそうと事業ごとの大型再編の話が進んでいます。
政治主導というのなら、こういうところで大鉈を振るえば
なかなかやるなとは思いますが、彼らには無理でしょう。
たとえば薄型テレビ。黒字なのは東芝だけ。
ソニーもパナもシャープも赤字です。
もっと分かりやすいイメージを言えば、
キッチン関連でT-falは良く知られているし良く売れています。
日本はというと、タイガー、象印、パナ、三洋、シャープ、
東芝、日立などいろいろです。
こういう無駄削減の話が行われています。
とはいえ、簡単にはいかないと思いますね。