中国などの新興国は今後も成長するだろうと期待をしているけれども、
重要な点を忘れてはいけない。
世界の構造から考えると、
アングロサクソン経済圏が今の僕らの経済圏。
この中に、日本もドイツも中国もインドも組み込まれているわけ。
その中心的な存在がアメリカで、
ここが崩れてしまったのだから中国に期待するといっても、
無理だってことだ。
中国な急速に成長して来れた理由は、
この経済圏に安い労働力を提供したためだ。
安い資本と安い労働から大きな利益が生まれたからだ。
そして、今の中国に目をやると、
賃金のベースアップが進み、安い労働力としての魅力が低下しつつある。
かといって、アメリカに代わる消費地になっているわけではない。
ここに経済の先行きが不透明になる理由が明確になるし、
必然的に、この不況はすぐに終わらないということがわかる。
中国は、不況で国内で不満を持つ人たちが増えてきて、
それがウィグルの暴動になって噴出したとも言える。
すべては経済と深くかかわっているのだから、
暴動は経済問題の一つの表れなのだ。
だから、この不満がそう簡単に収まるとは考えられない。
過去の経済復興の鍵を握っていたのが戦争だということも
忘れてはいけないことだろう。
これが、現代でも通用するかどうかは別問題だが、
とにかく需要喚起のためなら手段を選ばないかもしれない。
最近のイラン情勢、タリバン動向、北朝鮮と、
米ロの核不拡散の会談などを考えると、
どうも、きな臭さを感じてしまう。
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