ウィンドシアー | お天気ブログ

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気象、地震などのリアルタイム解説 、経済予報、

急に注目を浴びたこの言葉は、いろんな報道をされています。


ウィンドシア、ウィンドシアー、ウィンドシヤー・・・


でも、ここで言いたいのは呼び方のことではありません。


航空気象の業界で言うウィンドシアーと違うイメージで解説されている報道を見かけたからです。


ウィンドシアーを解説する際、上空から吹き降ろす風が地面にぶつかってまわりに広がる例を挙げているところがいくつもありましたが、あれは航空気象ではダウンバーストとかマイクロバーストと言われるものですね。


ウィンドシアーもマイクロバーストも雨が降っていれば、ドップラーレーダーで識別可能であり、ウィンドシアーはライン状、マイクロバーストは団子状に表現されます。


また、マイクロバーストはドップラーレーダーで検知すると、マイクロバーストアラートという情報が出され、即、離着陸禁止となっている空港もあります。


それに対しウィンドシアー情報は予報官が発表し、当然注意は必要ですけど、離着陸禁止を強制するものではありません。


またマイクロバーストは発達した積乱雲の下に起きることがおおく、今回の映像をみているとあまり可能性は高くないと思います。


確かにマイクロバーストの風の境界はウィンドシアーと言えなくはないですが、それは航空気象の予報や観測の現場の常識を知っている人の使い方ではないですね。


つまり、航空気象の現場の常識から言うと、適切ではない解説をしているのです。


またウィンドシアーって、ひとくくりにされていますが、風向シアー、風速シアー、鉛直シアーなど、風の境界面の違いで性格も現象もことなります。


最近は降水が観測されなくてもウィンドシアーを検知できるドップラーライダーが大きな国際空港には整備されており、今回もそのデータを用いれば詳しい気象状況が解析できるはずです。


いつもかんじることですが、たかが気象と軽く見ないで、きちんと解説できる専門家を人選して、適切な報道をして欲しいものです。




【貨物便炎上】ウインドシアを念頭に気象データを分析へ
2009.3.24 20:25

再開された成田空港のA滑走路に着陸する1番機。手前は着陸に失敗、炎上した米貨物機の残骸=24日午前9時25分 成田空港で着陸に失敗した中国・広州発の米フェデックスが炎上、乗員2人が死亡した事故で、国土交通省運輸安全委員会の事故調査官3人は24日、前日に続き機体の残骸(ざんがい)を調べた。会見した高木育男主席航空事故調査官は、「入手した風向きや風速の時系列の気象データをこれから具体的に分析する」とし、急激に風向きや風速が変わる「ウインドシア」発生を念頭に解析に当たる可能性を示唆した。

 さらに「フェデックス社の運航部門から運航データの収集や聞き取り調査を行っている。今後、管制官と消防から状況の聴取を行いたい」と述べ、来日した米国家運輸安全委員会(NTSB)と協力し、機体の残骸の詳細な調査を行うとした。

 機体の残骸撤去と閉鎖されていたA滑走路(4000メートル)の補修作業などは24日朝に終わり、A滑走路の運用は同日午前9時10分、約26時間ぶりに再開。成田国際空港会社(NAA)によると、昭和53年の開港以来、滑走路の閉鎖時間としては最長だった。

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090324/dst0903242039021-n1.htm