猫経済学 -part 11- キャピタルフライト | ぼったーうさぎのブログ

ぼったーうさぎのブログ

ゆるく株の話など
アイコンもゆるいうさぎにしてます
リニューアルして、ぼったーの話を中心にします。
ぼったーってのは、Botでトレードする人って意味でしょうか

last modified 2022.12.26

 
 キャピタルフライト 
 首都に飛ぶ??違います。Capital=資本、Flight=飛ぶ、資本が飛ぶ?ちょい違います。
 資本が飛んで逃げて資本逃避です。
 
 資本逃避って、やばい国から資金がどんどん逃げていく。通貨安、債権安、株安が起こります。外国人投資家が資金を一気に引き上げるので、株や債権が売られて、その資金が為替市場で売られる。つまり、通貨安、債権安、株安です。
 
 金融危機や経済危機といわれるようなことが起こると、信用収縮という現象が起きます。
 銀行から1000万ドル借りていた人が世界各地に投資している。そこで金融危機が起きると投資している人は投資を引き上げて銀行にお金を返済しようとします。それが、金融収縮
 
 世界から投資資金を集めている国ほど、キャピタルフライトが起きやすい。外国人がその国の債権、株を買っているから。新興国や発展途上国がそうなりやすいですね。しかも、新興国や発展途上国は為替でドルペッグ制にしてて、実力以上に通貨が高くなってたりする。
 
 逆に信用収縮で通貨高になる国もある。そう資金の出し手になっている国は逆に資金が帰ってき通貨高になったりする。そう資金を出しているのは先進各国
 日本でも円キャリートレードなんてのがありました。ゼロ金利の日本円を調達して、それでドルを買う。そのドルを世界中に投資する。0%の日本円を調達して、8%とかの途上国で運用する。信用収縮でその逆が起こる。途上国の債権、株を売って、日本円を買い戻す。そして借りていた円を返済する。
 
 先進国でも、国内で同じような事が起きる。まぁ、金かりて株買ってた人は、株売って借金返すし、あるいは株売って、国債買ったりする。なぜ、国債かというと日本円の資産のなかでもっとも安全な資産だから。
 
 金融危機で、通貨高、債権高、株安になる国と、通貨安、債権安、株安になる国の差で、資金の出し手と資金の取り手がきまるのかな。
 
 皆、パニックになって投げ売りするから下落が止まらない。
 三空叩き込みってやつだろうか?
 
 last modified 2022.12.26