新しい材料ではなく,就任式を前に買戻しの材料を模索していた状況 | トレードタイム 情報サポート室

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昨日は、注目されていたイエレンFRB議長による講演があり、
利上げ時期について「今後数ヶ月の経済情勢をみて」と
いう言葉をきっかけに、急ピッチでドルを買い戻す動きとなりました。
 
ここ数日間のトランプ次期大統領によるドル高けん制発言を
かき消すかのような動きになっています。
 
■さて、トランプ次期大統領の就任式が明日に控え、
神経質な相場展開と予想しています。
 
昨日は、イエレン議長発言でドルが巻き戻されましたが、
これで完全にトランプ相場の調整が終了したと判断するのは
少々、疑問です・・
 
というのもトランプ次期大統領の異常なまでの支持率で、
その不人気ぶりは前代未聞といって良いほどの状況です。
 
少なくても明日の就任式では、その状況を踏まえ
「米国の第一主義」を連呼する可能性が高く、
予定されているトランプノミクスに言及する可能性も
低いかもしれません。
 
むしろ、TPP離脱やNAFTAの再開、貿易不均衡を言い出す
可能性が大とみています。
その意味では、為替相場はリスク回避に傾く可能性がありそうです。
 
■但し、現在の米経済情勢は世界中で一番良好な
状態は認めます。
しかし、トップが替わることでその流れも急激に
変化することはどの国も同じです。
 
これまでのハイブリッシュなリスク選好相場で、
「トランプリスク」という言葉を忘れているような気がします。
 
もしかするとこのトランプリスクとは、トランプ次期大統領自身の
リスクにあるのだと、最近感じました。
 
そのトランプ次期大統領の標的となっているのが「中国」です。
これまで対中貿易において、どれだけ不合理なものを
突きつけられてきたのか・・、
通貨切り下げや米国債売却とやりたい放題には
もう我慢の限界というイメージです。
 
その意味では今後の中国との貿易摩擦にも注目したいです。
 
更に言えば、中国の動き次第では、つながりの深いアジア諸国の
経済情勢も急低下する恐れもあり、1997年以来の
アジア危機に発展する恐れもあるので注意したいです。
 
■最後に、ドル円です。
 
昨日はイエレン議長発言でドル円の日足チャートは「抱き線」に
なっています。しかし、ドルインデックスは、「はらみ線」が出現しています。
 
正直どちらが本物なのか迷うところです。
 
しかし、このトランプラリーは何が出ても不思議ではないし、
テクニカルで判断できる相場出ないことも確かです。
 
トランプ次期大統領の「ドル高けん制」VSイエレンFRB議長の
「追加利上げ」どちらが強く相場に作用するのか・・?
 
本日は、115円前半レベルでの「戻りの売り」を想定しています。
 

 

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