「不透明」が円を買う原動力に・・・ | トレードタイム 情報サポート室

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■昨日は、日米のイベントを前にポジション調整の売りが散見される中、
原油安から株安の影響から106円台をキープできずに終了しました。

これまで7円以上の上昇要因は、次の以下の三点です。

・英離脱ショックが一時的に収まっていること
・米株価が好調キープ、指数も史上最高値更新で年内利上げ観測
・日本の大型景気対策期待による過度な財政と追加緩和観測


■英離脱ショックにおいては、現在は収まっているもののユーロ圏との
交渉が進む中で様々な課題が出始め、その対応に追われることで景気対策が
遅れる可能性も否めないとみています。

むしろ第二のギリシャショックのような扱いで忘れたころに材料として
出ることが予想されます。


■そして、米追加利上げ観測に関しては、これも期待感はあるものの決定的
な材料、つまり物価上昇や賃金上昇が未だ見られないことから、追加利上げに
踏み切れないでいます。
また、株価上昇の背景は、原油価格が50ドル近辺で推移していたことも
大きな要因の一つです。


■しかし、昨日の原油安でNY株価も下落するところを見れば、
不安材料であることは確かです。
また、明日に控えるFOMCでも現状維持で、今のところ9月利上げ観測の
材料は期待できないとみています。



■重要な焦点は週末の日銀会合です。

大型景気対策との見方はあるものの、肝心な財源確保が不透明です。
更に景気のテコ入れを考えるのであれば、やはり財政と金融の両輪が
回ってこその話です。
しかし、日銀の追加緩和は既に限界をむかえつつあり、更にヘリマネを否定
したことで、週末のゼロ回答を視野にいれざるを得なくなっています。


■いずれにしても、不安定要素が潜在的になる中で、市場参加者の本当の
意味でのリスク選好は程遠いとみています。

やはり、「不透明」がキーワードになっているからです。

昨日のように原油が急落することで、株売りが再燃し、リスク回避に傾き
市場ムードは冷や水を当てられる展開となっています。

やはりこのような相場展開を想定するとヘッジやリスク管理は、いつも以上に
必要となります。



■本日は、原油や株価を横目にしながらの展開と予想しています。
しかし、テクニカルでは、既に移動平均75日線を突破できず、今年に
入ってからは2度も同じ経験を踏み、その後は急落しているので注意が
必要とみています。

また、英離脱ショック後の安値今月8日の安値(99.98円)と同21日高値
(107.48円)に対する38.2%(105.72円)や50.0%(103.73円)が
意識されやすくなるとみています。

テクニカル面でも上記の押目価格を破られることとなれば、投げ売りも
想定したトレードを心掛けたいです。




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