さて、来週の 日本市場ですが、どうなりますか?
先日の歴史的大暴落から、一転して急上昇した日経平均ですが、実際の中身は薄々で、完全に夏休み中の真空上げでした。
この影響が、来週以降で、どう出てくるでしょうか?
欧米でも夏休み休暇が終わり、日本でもお盆休みが終わって、いよいよ通常の相場の参加者に戻ってきたところで、どういう展開になりますか?
日経平均のチャートだけ見たら、大暴落から急反騰して、強い買いが入ったかのように見えますが、チャート上の形だけで、実体はスカスカ。
週足 8.4%も 急騰していますが、ほとんど売りがない中での外資の買いで、そのボリュームも大したことはなく、強い買いが入ったからではなくて、夏休み中の参加者不足の中で、わずかな買いでもぶち上ったという結果でした。
JPXの公表している投資主体別動向からも明らかです。
通常だったら、せいぜい2千円程度の上昇だったのでしょうけど、何しろ夏休みで参加者がいない中、スルスルと上昇してしまった訳ですから、実体のない上昇でした。
結局、35,500円から38,000円くらいまでは、日経上昇したとは言え、ほとんどの人はこの上昇には乗れていないままで、アレヨ、アレヨと上昇してしまったような感じでしょう。
特に、歴史的大暴落で、仕方なく損切りさせられた投資家は、この上昇に乗ることもできないままに、指をくわえて、急騰を恨めしく思っていることでしょう。
むしろ、この急騰に個人投資家は売り向かっています。
チャートだけ見たら、すっかり暴落は解消されたかのような形になってしまいました。
でも、実体は、増えた空売りを踏み上げての踏み上げ相場で、一部の日経寄与度の高い銘柄の踏み上げ相場でした。
外資の得意とする株価上昇です。
外資が買ったとはいっても、それほど多い買いでもありません。
夏休みでなかったら、おそらくまだ36,000円付近をウロウロしていたのでしょうけど、スカスカの中をたった1日で、スルスルと1400円も踏み上げ上昇してしまったのですから、売り方たまりません。
さて、これで 来週から 通常の参加者へ戻る中で、どういう展開になるのでしょうか?
既に、踏み上げチャートは出来上がってしまっていますから、ここからさらに踏み上げ一段高にもっていくのか?
チャートだけみたら、その可能性もありそうに見えます。
あるいは、夏休みの真空上昇という実体のない上昇であったことから、円高圧力と共に、一気に急落という展開になってしまうのか?
日経、38,000円の下が、ほとんど買われていないだけに、スカスカの影響がどうでるのでしょう?
落ち始めたら、あっという間に大幅安という展開もあっても不思議でない気もします。
逆に、踏み上げ相場継続で、一旦、一段高の39,000円超えを目指すのか?
海外勢のオプション建玉的には、上を目指す可能性もありそうですが、何しろ、オプションも先物も夏休みだったので、出来高が薄いために、メジャーSQとはいえ、どの程度の影響がでるのかよく分かりません。
もし踏み上げ上昇するとしたら、実体のある買いではなくて、ショートカバー誘発による踏み上げ相場ですから、上げ切ったところで反転するのだろうと思います。
もし、円高進行が強いなどの影響で、踏み上げ上昇しないままに利食いと戻り待ちの売りが優勢となって下落するとしたら、真空地帯をスルスルと急落して、またしてもボラティリティの高い大幅下落ということも考えておこうと思います。
いまのボラティリティからだと、@1000円、2000円は簡単に動きます。
私としては、ショートポジションがあるだけに、スンナリ下落してくれる方がありがたいのですが、個人の都合は相場には関係ありませんから、踏み上げ上昇相場継続と、円高進行による急落との両にらみの姿勢で行こうと思います。
とりあえず、踏み上げ相場になりそうかどうかは、日経寄与度が異常に高いファストリが踏み上げ狙いになるでしょうから、銘柄としてはファストリの動きに注視しておこうと思います。
ファストリの個別銘柄のチャートを表示しておこうと思います。
もし、踏み上げ相場になるようなら、買いで上げ切るところまで買い長で行こうと思います。
上げ切ったところで、ドテンショートにできれば最高です。
もし、円高進行で踏み上げ相場にならずに、一転して下落相場になるようなら、ショート追加で対応しようと思います。
ドル/円の動きには、常に注視していこうと思います。
円高進行の可能性も高いような気がします。
はて、来週の展開や いかに・・・???