もちろん、いろんな考え方があってしかるべきだと思いますが、ぼくには、人生で一番貴重な資源は「時間」であるという確固たる思いがあります。平等で有限な時間をどのように使うか。
 ぼくは、より厳しい現場、よりシビアな現場を選んでいきたいと思います。また、一方で、仮に残念な現場に遭遇しても、極力手を抜かず自分に対してチャレンジしていこうと心がけてます。そこで手を抜いたら、まったくの時間の無駄になってしまいます。

 「楽しみでやってるんだからいいじゃない」的なスタンスを否定すべきではなく、ぼくもひとに対してはそう言ったりもします。でも、自分に対してそれを言ってはいけないだろうと。言い訳のように使ってはいけない。謙遜、諧謔はいいですが、負け犬根性は好きではありません。やるからには追求しないと。自分に言い訳しながら適当にやっていて、本当に「楽しい、面白い」と思えるものなのでしょうか。「楽しさ、面白さ」の質ってなんでしょうか。
 こういう思いをもつ人とは、おのずと通じ合えるような気がしています。ぼくの場合、飲み会とか表面的なコミュニケーションでお仲間になるというのではなく。