さて、明けましたということで、本年の抱負とやらを。


音楽に関しては、もう猶予期間はやめにして、行く道行くしかないやろ、と。
いろんな人たちとセッションしたりトラで呼ばれたりBGM演奏したり、
それはそれで、「責任」を背負って履行する、という意味では大事な修業であるし、
それなりに発見や喜びはあるけど、それで事足れり、充実してると言ったりするのは、
それは違うだろと。
厳しく見れば、自分の音楽を本気で追及することを避けてる、流してやってることの言い訳に過ぎないんじゃないかと。
デッドさえしっかりやっていれば、あとは楽しみや社交・余暇活動であると、それは、一つのスタンスではあるけれど、ピンの表現者としての自分をもっと確立して、自分が音楽をやっていることの意味、付加価値を世に問うていかないと。そういう人間でないと、デッドに対しても真の貢献を果たせない。
春先までは、まだ仕事で重要な役割があるし動きがたいところがあるんで、バネをためにためよう。で、年の後半には、打って出て行こう。
まあでも、ある程度ハンドルの遊びもないと、追い込みすぎは逆に委縮させるか(さっそく言い訳…)。


仕事に関しては、この世界、「リスクをとって背負う人」と「リスクをとらず背負わない人」(横からモノ言うだけの人、批評家)の2種類が存在するけど、
ぼくは、愚直にリスクをとって背負う、ゆえにおのずと核になってしまう、
そういう人になるということに尽きる。
強い意思と方向性を明確に示し、細部は思いっきり任す、日本海軍「指揮官先頭」の精神で。
身を避けて批評する人でなく、先頭に立ちリスクをとって前に進める人が、物事を「実現」する。
そういう人というのは、ある意味「破れかぶれ」なところがあって、保身・立ち回り・賢さよりも、自分が「カッコイイ」と酔えるようなビヘイビアに殉ずるヘキあり、
「面白き事も無き世を 面白く」と言った高杉晋作の如く。そう在りたいなと。


と、こういった抱負を実現していくには、何より「時間」が大切。
お金とか健康とか生活の安定とか、そんなことに気をとられてる暇はない。
これまでもその辺相当ルーズでしたが、行く道行く、と決めてる人には、それでいいんです。
伊達や酔狂で生きてまっせと。


大阪の伝説の不良から格闘技界のカリスマに昇華した前田日明さんは、
強さ(天然)だけでなく「言葉」をもっていた、
だからあれだけ人の心をつかんだんだろうと。
UWF立ち上げの際の言葉、「選ばれし者の恍惚と不安、ともに我にあり」。
気分は、これで。