文字にする覚悟ができるまで、一ヶ月以上かかってしまいました。
2011年4月22日、ダリアンが永眠しました。
16歳と7ヶ月でした。
受験やらで兄弟離れて生活することになった小学3年生の時、
私が寂しくならないようにと、犬を飼えることになりました。
まだどんな犬を飼うかも決めていなかった時、
ふと立ち寄ったペットショップに、ダリアンがいました。
コロコロした、パンダみたいな犬。
シーズーという犬種すら知らなかったけど、
その日のうちに彼は我が家の家族になりました。
Darienは住んでいた町の名前。(安易)
Adam The Thirdは、お父さんがAdam Ⅱだったから。(安易2)
やんちゃで、頭が良くて、強気。
プライドも高し。
でもさびしがり屋で、
さりげなく寄ってきてちょこんと私の足に座ったりする愛しい愛しい子。
10歳を過ぎたころからかな?尻尾に腫瘍ができました。
手術となれば尻尾を切ることになるため、悪性ではなかったことや高齢な
身体への負担を考え手術はしませんでした。
悪性ではないものの、年を重ねるごとに出血がひどくなり、
目をそむけたくなるほど痛々しい姿になっていました。
走ること、歩くこと、日々できないことが増えていく。
人も動物も、老いていく姿をみるのは辛い。
本当は、手術をさせた方がよかったんじゃないかな?
その方がダリアンはこんなに苦しまずにすんだのかな?
そんな考えをずっとぬぐえずにいました。
亡くなる数日前、もう目もほとんど見えていないし、
耳も聞こえていない寝たきりのダリアンを抱きあげた時、
彼はパタパタと、何回も何回も尻尾を振りました。
泣けました。
きっと一生忘れられない光景です。
うちにきてくれて、ありがとう。
大好きだよ。
