[4229]映画が先でガーシュインが後に作曲したのではと妙に錯覚してしまう | TRAZOM@さるさる横丁

[4229]映画が先でガーシュインが後に作曲したのではと妙に錯覚してしまう

【今日の一枚】
映画『マンハッタン』 サントラ
〔ブロンフマン(p)メータ=ニューヨーク・フィルハーモニック〕
[CD]SONY◎SRCS 7104



8:00起床。
今日は医者へ行き、次に散髪をしに出かけた。いつもかかっている皮膚科で、ボクのWHILL-Cを見て、メーカーはどこですか?とか費用のことなんかを訊いてくれる。何気ない会話。帰りの阪急電車でサポート頼むと、たいへんですねと声をかけてくださった。ありがたいことです。

○ようやく巡り会えたガーシュイン
映画のサントラを聴くと、情景が一つ一つ浮かび上がってくる。
モノクロームで濃淡がくっきりした映像。例えば、ベンチに座る二人の背中が黒くはっきり捉えられ、バックの橋の光景は淡く、そこにガーシュインの曲が流れる。

ラプソディ・イン・ブルーといえば、これまでバーンスタイン、小澤征爾、デュトワなど聴いてきた。でも不満をおぼえた。シンフォニック過ぎるのだ。
そこへこのメータ! 選曲もよし。哀しくもあり無念もにじみ出る。

男はぐだぐたと過去にこだわり、女はこの先を見つめている。男女の悲哀にガーシュインが寄り添う。

○よくぞガーシュインを
ウディ・アレンはガーシュイン好きだそうだが、映画『マンハッタン』によくぞガーシュインをつけてくれたものだと感謝しきり。
いや、こうしてサントラを通して聴くと、映画が先にできて、それにガーシュインがアレンの依頼に応じて曲をつけたのかと錯覚してしまう。
それほど映画とガーシュインの曲が分かちがたい関係にあるのだ。
ガーシュインはこのCDで大満足だが、自作自演集というのがあるから、少し聴いてみようかと思う。

○惜しむらくは・・・
映画がモノクロームで音楽もモノラルだったはず。ならばサントラ盤もモノラルで発売してほしかった。ステレオだと音が左右に広がりすぎるのだ。スピーカーの中央部に集中させなかったのか。
昔のアンプにはステレオ→モノラルに変換できたが、SONYのWALKMANにその機能があるのかないのか。ボクにはわからないので、ステレオのままでガマンするしかないが、どなたか教えてください。

一日中出かけていたので、短いですがこれで終わりにします。いやー疲れました。