闇金とは

闇金とは、出資法という法律で定められている利息の上限を超えてお金を貸し付けている違法な業者のことをいいます。

貸金業をするにはその登録をしなければなりませんが、闇金業者の多くはこの貸金業の登録をしないでお金を貸し付けていることがほとんどです。

しかし、中には、登録をして通常の消費者金融のようにみせかけて違法な利息で貸し付けをしているということもあります。

出資法の上限金利は年20%で、これを超えた利息を設定してお金を貸した場合、刑事罰の対象となります。

適法に貸金業を営んでいる消費者金融の場合、多くのケースで1か月に1回の返済なのですが、闇金の場合、1週間や10日に1回の返済ということもよくあります。

そして、利息については10日に5割(トゴ)といったものすごい利息を設定しているケースもみられます。年間に換算すると1825%ということになります。

冷静に考えると、「どうして闇金なんかからお金を借りるのか」と思われるかもしれませんが、以下のようなケースで闇金と取引をしている方が多いです。


①どうしても現金が必要で消費者金融からは借りれなくなっている場合


日々の生活の支払いをするためにどうしてもすぐにお金が必要というときに、消費者金融では審査に通らなかったり、返済が滞っていて借入れが全くできないという状況の場合に闇金からお金を借りてしまうということがあります。

ポストに入っているチラシや電柱に貼っている広告などに書いている携帯電話に連絡をするとすぐにお金が借りられるといったことを目にするとどうしても電話をしてしまうのです。

このような闇金は「090金融」と呼ばれています。

最近では、給与を担保に前借りのような形で違法な金利でお金を貸し付ける給与ファクタリングを利用する闇金もいます。