「~するや否や」の言い換えをマスターせよ!
みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。
なんなんでしょうか、このいきなりの涼しさは!?
2~3日前まで半袖Yシャツでしたが、今日はフル装備にしたとです。
来週日曜(9月25日)はTOEICなので、みなさん風邪をひかないようにご注意下さい。
さて、今日の問題です。今日は、「~するや否や」という表現の様々なバリエイションを扱います。
みなさんはいくつ知っているでしょうか?
レベルは中級です。
----------------------------------------------------------------------
■No.14■
Hardly had the boss cashed in -------- a power struggle flared up within the syndicate.
(A) then
(B) that
(C) than
(D) when
----------------------------------------------------------------------
【訳】そのシンジケートでは、親分が死ぬとすぐに権力争いが始まった。
《語注》cash in=死ぬ、flare up=(感情・騒ぎなどが)急に起こる
みなさん解けましたか。
正解は(D) whenです。
====================
「~するや否や」という表現は大学受験でもお馴染みですが、TOEICでもよく出されます。
もっとも簡単で便利な言い方は As soon as なのですが、これは少し単純すぎてテストにはあまり出ません。
そこでAs soon as の様々な書き換え表現を覚える必要があるのですが、実は意外にたくさんあって厄介なシロモノです。
ここでは、As soon as I left home, it began to rain.というセンテンスを様々に書き換えてみましょう!
【過去完了を使った構文】
(1) I had hardly [scarcely] left home when [before] it began to rain.
hardly とscarcely、またwhenとbeforeはそれぞれ置き換え可能。
よって組み合わせは2×2の4通りあります。(いわゆる「たすき掛け」)
この構文はよくよく考えてみると、過去完了を用いた非常に高度な言い回しであることがわかりますね。
高度に発達した英語の時制の究極の姿がここにあると言えるでしょう!?
しかし、あまり深く追究し過ぎない方が身のためですので(笑)、このまま「形」として覚えてしまいましょう!
(2) Hardly [scarcely] had I left home when [before] it began to rain.
これは(1)が倒置構文になったものです。
否定語であるHardly [scarcely]が文頭に来ると、後ろが倒置(疑問文の語順)するのがルールです。
倒置については前回の【「倒置」のパターンをマスターせよ!】を参照してください!
そして、実はこの倒置形がTOEICではもっともよく出るパターンなので、最重要です!
本問でもこの構文が正解となります。
ただし、非常に硬い表現で完全な文語なので、間違っても英会話では使わないように気をつけましょう!(笑)
(3) I had no sooner left home than it began to rain.
これはまた比較級を用いた高度な構文ですが、要はhardly [scarcely]~when [before]と同じタイプの構文です。
(4) No sooner had I left home than it began to rain.
同様に、(3)が倒置構文になったものです。
No soonerも否定語の一種です。
【As soon asの代用となる語】
(5) The moment I left home, it began to rain.
ここでのThe momentはAs soon asと同意の接続詞です。
代わりにThe instant でもOKです。
(6) Immediately I left home, it began to rain.
ここでのImmediatelyはAs soon asと同意の接続詞です。
代わりにDirectly でもOKです。
いかがでしたか。
「~するや否や」はテストに出るというだけでなく、実際に頻繁に使う表現ですので、どれでも使えるようにしておきましょう。
★990点獲得のツボ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「~するや否や」の言い換えをマスターせよ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それでは今日の類題です。
正解はどれでしょうか?
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■類題14■
The guarantee had ---------- expired than our air conditioner broke down much to my disappointment.
(A) no matter
(B) no longer
(C) no sooner
(D) no more
----------------------------------------------------------------------
《語注》much to my disappointment=たいへん残念なことに
正解は(C) no sooner
===================
本問は、もはや解説は不要でしょう。
no sooner~than の構文ですね。
『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)
それではみなさん、また次回をお楽しみに!
なんなんでしょうか、このいきなりの涼しさは!?
2~3日前まで半袖Yシャツでしたが、今日はフル装備にしたとです。
来週日曜(9月25日)はTOEICなので、みなさん風邪をひかないようにご注意下さい。
さて、今日の問題です。今日は、「~するや否や」という表現の様々なバリエイションを扱います。
みなさんはいくつ知っているでしょうか?
レベルは中級です。
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■No.14■
Hardly had the boss cashed in -------- a power struggle flared up within the syndicate.
(A) then
(B) that
(C) than
(D) when
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【訳】そのシンジケートでは、親分が死ぬとすぐに権力争いが始まった。
《語注》cash in=死ぬ、flare up=(感情・騒ぎなどが)急に起こる
みなさん解けましたか。
正解は(D) whenです。
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「~するや否や」という表現は大学受験でもお馴染みですが、TOEICでもよく出されます。
もっとも簡単で便利な言い方は As soon as なのですが、これは少し単純すぎてテストにはあまり出ません。
そこでAs soon as の様々な書き換え表現を覚える必要があるのですが、実は意外にたくさんあって厄介なシロモノです。
ここでは、As soon as I left home, it began to rain.というセンテンスを様々に書き換えてみましょう!
【過去完了を使った構文】
(1) I had hardly [scarcely] left home when [before] it began to rain.
hardly とscarcely、またwhenとbeforeはそれぞれ置き換え可能。
よって組み合わせは2×2の4通りあります。(いわゆる「たすき掛け」)
この構文はよくよく考えてみると、過去完了を用いた非常に高度な言い回しであることがわかりますね。
高度に発達した英語の時制の究極の姿がここにあると言えるでしょう!?
しかし、あまり深く追究し過ぎない方が身のためですので(笑)、このまま「形」として覚えてしまいましょう!
(2) Hardly [scarcely] had I left home when [before] it began to rain.
これは(1)が倒置構文になったものです。
否定語であるHardly [scarcely]が文頭に来ると、後ろが倒置(疑問文の語順)するのがルールです。
倒置については前回の【「倒置」のパターンをマスターせよ!】を参照してください!
そして、実はこの倒置形がTOEICではもっともよく出るパターンなので、最重要です!
本問でもこの構文が正解となります。
ただし、非常に硬い表現で完全な文語なので、間違っても英会話では使わないように気をつけましょう!(笑)
(3) I had no sooner left home than it began to rain.
これはまた比較級を用いた高度な構文ですが、要はhardly [scarcely]~when [before]と同じタイプの構文です。
(4) No sooner had I left home than it began to rain.
同様に、(3)が倒置構文になったものです。
No soonerも否定語の一種です。
【As soon asの代用となる語】
(5) The moment I left home, it began to rain.
ここでのThe momentはAs soon asと同意の接続詞です。
代わりにThe instant でもOKです。
(6) Immediately I left home, it began to rain.
ここでのImmediatelyはAs soon asと同意の接続詞です。
代わりにDirectly でもOKです。
いかがでしたか。
「~するや否や」はテストに出るというだけでなく、実際に頻繁に使う表現ですので、どれでも使えるようにしておきましょう。
★990点獲得のツボ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「~するや否や」の言い換えをマスターせよ!
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それでは今日の類題です。
正解はどれでしょうか?
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■類題14■
The guarantee had ---------- expired than our air conditioner broke down much to my disappointment.
(A) no matter
(B) no longer
(C) no sooner
(D) no more
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《語注》much to my disappointment=たいへん残念なことに
正解は(C) no sooner
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本問は、もはや解説は不要でしょう。
no sooner~than の構文ですね。
『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)
それではみなさん、また次回をお楽しみに!