「不定代名詞」の用法をおさえよ!
みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。
10月も早半ば、来週の日曜日(10/23)はTOEIC公開試験です。受験されるみなさん、時間配分などの最終調整をしっかりやって本番に臨みましょう!
ついでではありますが、明日は「英検1次」ですね。こちらを受ける方も頑張ってください。
さて、今日の問題です。今日は、注意を要する「代名詞」の用法を扱います。
レベルは中級です。
----------------------------------------------------------------------
■No.22■
Part6「誤文指摘問題」
Both of candidates have promised to cut taxes although neither offers specific plans for doing so.
(A) Both of candidates
(B) although
(C) neither
(D) doing so
----------------------------------------------------------------------
【訳】両候補者とも減税を約束したが、どちらもそのための具体案を提示していない。
《語注》specific=明確な、具体的な
みなさん解けましたか。
正解(=誤りの箇所)は(A) Both of candidatesです。
================================================
「代名詞」と言えば、ふつうhe, it, theyのようなものを思い浮かべると思いますが、実は代名詞にもいろいろな種類があり、今日取り上げるのは「不定代名詞」と呼ばれるものです。
(こういった文法用語を覚える必要はないですよ。)
具体的には、all/both/most/some/none/each/one などがあります。
これら「不定代名詞」の使い方は、たとえばsomeを例に挙げると、
some of the staff members=何人かの職員
some of my friends=私の友人の何人か
というように、後に、
of the/one's+複数名詞(又は不可算名詞)
という形が続きます。
本問では、Both of the candidates とtheをつける必要があります。
ここでスルドイみなさんは、“Both candidates”はダメなのか?と当然疑問に思うでしょう。
このようにof the/one'sをつけない形も正しい英語です。
ただしこの場合、厳密に言えば、bothは代名詞ではなく「形容詞」として使われているのです!
みなさんとしては、ムズカシイ理屈は無用ですので、単純に、「all/both/most/some/none/each/oneの後にofがあったらtheも必要」と覚えてください。
いかがでしたか。
TOEICは「名詞」「代名詞」「前置詞」「冠詞」に関しては、結構細かいことを出してきます。
我々日本人が得てしてこの辺を弱点にしているので、その「日本人の弱点を突いてくる」のです!
「ア~ヤダヤダ!」← Who's this?
★990点獲得のツボ
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「不定代名詞」の用法をおさえよ!
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それでは今日の類題です。ここでちょっと例外を一つ。
正解はどれでしょうか?
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■類題22■
Part6「誤文指摘問題」
All the students cracked up when the big dog jumped onto the teacher's desk and began to lick him in his face.
(A) All the students
(B) jumped onto
(C) to lick
(D) in his face
----------------------------------------------------------------------
【訳】大きな犬が先生の机の上に跳び乗り、彼の顔をなめ始めたとき、生徒たちはみんな大笑いした。
《語注》crack up=大笑いする
正解(=誤りの箇所)は(D) in his face
===================================
まず、(A) All the studentsは誤りではありません!
通常「不定代名詞」は、of the がまとめて付くか付かないかです。
ex.) ◎each of the students ◎each student
ところがall は例外であり、ofなしに theを付けることもできるのです。
細かいルールではありますが、実際によく出てくる用法なので、改めて認識しておいてください。
本問では、「彼の顔をなめる」は lick him in the faceとするのが正しく、所有格のhisではダメなのです!
これも細かい知識ですが、「動詞+人+前置詞+the+身体の一部分」を公式として覚えておいてください。
ex.) He hit me on the head.
『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)
それではみなさん、また次回をお楽しみに!
10月も早半ば、来週の日曜日(10/23)はTOEIC公開試験です。受験されるみなさん、時間配分などの最終調整をしっかりやって本番に臨みましょう!
ついでではありますが、明日は「英検1次」ですね。こちらを受ける方も頑張ってください。
さて、今日の問題です。今日は、注意を要する「代名詞」の用法を扱います。
レベルは中級です。
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■No.22■
Part6「誤文指摘問題」
Both of candidates have promised to cut taxes although neither offers specific plans for doing so.
(A) Both of candidates
(B) although
(C) neither
(D) doing so
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【訳】両候補者とも減税を約束したが、どちらもそのための具体案を提示していない。
《語注》specific=明確な、具体的な
みなさん解けましたか。
正解(=誤りの箇所)は(A) Both of candidatesです。
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「代名詞」と言えば、ふつうhe, it, theyのようなものを思い浮かべると思いますが、実は代名詞にもいろいろな種類があり、今日取り上げるのは「不定代名詞」と呼ばれるものです。
(こういった文法用語を覚える必要はないですよ。)
具体的には、all/both/most/some/none/each/one などがあります。
これら「不定代名詞」の使い方は、たとえばsomeを例に挙げると、
some of the staff members=何人かの職員
some of my friends=私の友人の何人か
というように、後に、
of the/one's+複数名詞(又は不可算名詞)
という形が続きます。
本問では、Both of the candidates とtheをつける必要があります。
ここでスルドイみなさんは、“Both candidates”はダメなのか?と当然疑問に思うでしょう。
このようにof the/one'sをつけない形も正しい英語です。
ただしこの場合、厳密に言えば、bothは代名詞ではなく「形容詞」として使われているのです!
みなさんとしては、ムズカシイ理屈は無用ですので、単純に、「all/both/most/some/none/each/oneの後にofがあったらtheも必要」と覚えてください。
いかがでしたか。
TOEICは「名詞」「代名詞」「前置詞」「冠詞」に関しては、結構細かいことを出してきます。
我々日本人が得てしてこの辺を弱点にしているので、その「日本人の弱点を突いてくる」のです!
「ア~ヤダヤダ!」← Who's this?
★990点獲得のツボ
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「不定代名詞」の用法をおさえよ!
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それでは今日の類題です。ここでちょっと例外を一つ。
正解はどれでしょうか?
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■類題22■
Part6「誤文指摘問題」
All the students cracked up when the big dog jumped onto the teacher's desk and began to lick him in his face.
(A) All the students
(B) jumped onto
(C) to lick
(D) in his face
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【訳】大きな犬が先生の机の上に跳び乗り、彼の顔をなめ始めたとき、生徒たちはみんな大笑いした。
《語注》crack up=大笑いする
正解(=誤りの箇所)は(D) in his face
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まず、(A) All the studentsは誤りではありません!
通常「不定代名詞」は、of the がまとめて付くか付かないかです。
ex.) ◎each of the students ◎each student
ところがall は例外であり、ofなしに theを付けることもできるのです。
細かいルールではありますが、実際によく出てくる用法なので、改めて認識しておいてください。
本問では、「彼の顔をなめる」は lick him in the faceとするのが正しく、所有格のhisではダメなのです!
これも細かい知識ですが、「動詞+人+前置詞+the+身体の一部分」を公式として覚えておいてください。
ex.) He hit me on the head.
『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)
それではみなさん、また次回をお楽しみに!