2024 明治安田J1リーグ 第22節

 柏レイソル vs FC東京

  三協フロンテア柏スタジアム(柏市日立台)

   でのAway Game

 

ゲーム開始後数分での電光石火の先制点。今にして思えばあの瞬間が一番アウェーゴール裏に陣取る青赤狂徒たちが夢の夜空を見上げることができた瞬間だった。

 

その後時が流れれば流れるほどに見せられる希望がしぼんでゆくまるで灰色な白黒に見える光景。最も警戒するべき相手の10番に仕事をされて失点し、さらにはありえないミスに相手の好判断が重なり追加でゴールを破られる。まるで申し訳程度の花火の後に真っ暗闇の何も見えない風景を見る事を強要されているかのようなこの虚しさ。

 

その後、この日唯一攻撃のポイントを作っていたディエゴが何故か交代でベンチに下がり、とうとう青赤は反発の手段や糸口をまるで失ってしまう。ゴール裏の狂人の愛する戦士達への熱量や魂の叫びに答えてくれるものがピッチの上には何も無い。

 

もはやチームのゲームの進め方や闘い方がこれだけチグハグでは試合終了まで残り15分位の間にどれだけのドタバタエンターテイメントが発生しようがこちらは悲しみをかかえながらゲームを観戦するより他になかった。敗戦が確定するフエが鳴った時、それを素直に受け入れてしまっている自分がいた。そして心の奥底に言いようのない怒りをかかえながら。今のこの青赤に未来はあるか?自分自身に問いかけるその一言に何の力も意味もないことは僕本人が一番わかっていたと思う。

 

 柏レイソル 3-2 トーキョー✕

 

           ともぞう

 

この試合の「日本代表に呼べ」

・MF7 松木玖生(くりゅう)

東京サポの誰もが納得しない五輪代表メンバーからの落選。それでも青赤で頑張ってほしい。まだあなたと一緒に闘いたい。