2024 明治安田Jリーグ 第15節

 FC東京 vs 横浜Fマリノス

  味の素スタジアム(東京都調布市)

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この日僕達の青赤の城へと進撃してきたのは数日後にACL決勝を控えるトリコロールのFマリノス。「いつか、僕達もこういうしびれる場所を経験するチームになりたい」っていうちょっとした羨望を抱きながら、「それでも今日はFC東京が勝つのだ!」と燃え上がるともぞう46歳白髪である。最近たまに髪の毛を青赤に染めたくなる今日このごろ。まぁそれはいいや。

 

ところがゲームが始まると、序盤はそんなマリノスに圧倒的にパスを回されわれらが青赤は内側を固めれば外を使われ外を注意すればその内側に人とボールを入れられ右往左往しながら守るのみ。そしてそんなことやってると当然先制点を食らってしまい、観戦してるともぞうも歯噛みするのみである。まったくもう、やっぱり頭を青赤に染めたくなるぐらい「お前たちなんとかしろ」って気分になってしまう。

 

それでもこの日はハーフタイムでの修正策がうまくいく。後半頭から最終ラインを高くして前から相手を追いかけるようになると一気に流れが青赤へとやってくる。明らかにチャンスが増える。練習場でやってきたことがしっかり出せるようになる。そしてゴール前まで侵入してきた長友佑都が右足での一撃を突き刺して同点に!そしてその後も攻め込む攻め込む攻め込む!

 

それでも、である。その後安斎が、俵積田が、仲川テルが再三シュートシーンを作るもののとうとう疲弊したマリノスにとどめをさせない「いつもの青赤」の姿もまた我々は表現してしまい結局ゲームは引き分けに。スタジアムにいた青赤狂徒のすべてが「勝たないといけなかった」という実感を持つことに。面白かった、エキサイトした、いい90分ではあった、けれどこれではタイトルが獲れない。そんな苦さが残る味スタの後味だったと思う。上を向くしか道はなし、か。

 

 △トーキョー 1-1 横浜Fマリノス

 

          ともぞう

 

この試合の「日本代表に呼べ!」

FW33 俵積田晃太(タワラ)

・前半マリノスに圧倒的に攻め込まれる中でも左WGの彼はひたすら輝いていた。っていうかほとんど唯一の攻め手だった。なんとかしてこの若者を体力的に90分持たせる方法はないものか?