あと5年早く自分辞典を知っていたら


我が家の伝統?で
車の運転免許はじいちゃんの家(佐渡島)に行って
住み込みで取ることになっている。

大学1年生の夏休みを丸々使って、
じいちゃん家に行って免許を取ったんだけど

じいちゃんとウマが合わず
わたしは超ストレスだった。


ウマが合わないと言っても
仲が悪いわけではなくて
一方的に、一緒にいるのが辛かった。


大好きなのに。



と、言うのも
じいちゃんはすごく面倒見が良くて
優しすぎるくらいに優しい。

人が大好きで
ずっとかまってくれる。


一言で言うと、
ただのいい人。



対し、わたしは
割と放っておいて欲しいタイプ笑


かまってちゃんではあるくせに
大概の時間は放ってほいて欲しい。



生活のタイミングを人に合わせるのは
割と苦痛だし、
ずっと、人と喋っているって言うのも
割と苦痛。


ずっと優しくしてくれるのが
なんだか辛くて、窮屈で、
初めて自分からお母さんに電話をしたくらい笑



わたしは苦痛と思ってしまっていたけど
妹や弟とはウマがあってすごく仲が良い。




今考えれば、
じいちゃんは自分辞典でいうと
オレンジ。


妹もオレンジ
弟はブルー


みんな、思考パターンが一緒だから
うまくやれたのだと思う。



ガンガン進みたい未来思考のわたし。
しかも超内向的。




だから、合わなかった
って、今ではすごく納得できる。




きっとお互いに理解できなかったと思う。



でも、じいちゃんは
いつだってたくさんの愛をくれた。



わたしは
冷たく接してしまうこともたくさんあった。


強めに接してしまうこともたくさんあった。



「おっかね〜」
(恐ろしい〜)


って、笑ながら冗談っぽく言ってくれてたけど



きっと、じいちゃんからしても
わたしは扱いにくい孫だったと思う。






あと5年。
あと5年早く自分辞典を知っていたら
もっとじいちゃんの性格をちゃんと理解して
そして、優しくできたんだろうな〜




今だったら、
そんなじいちゃんの姿を見て
学べること、たくさんあったんだろうな〜





わたしに足りないところをたくさん
たくさん持っているからこそ、
たくさんいろんな話をしたかったな。





また、いつか会えた時には
めいいっぱい甘えよう。




YOKO