こういうことを書くと発狂しちゃう人がいると思うんだけど、憲法は一刻も早く変えるべきだ。日本がいつまでもだらだら不景気が続いているのは憲法のせいだと、マジで思っている。

 

 

護憲派と言われている人たち、「現行憲法は不磨の大典。一字一句変えるな」なんて主張している人たちが、俺はすごく気持ち悪い。あの人たちが言っていることは全部精神論、感情論だ。今世間で右寄りと言われている論者のほうがよほど論理的で、他人にわかってもらおうという努力をしている、と思う。

 

 

たとえば「今は急いで憲法を変えなければならないような状況ではない」という主張をよく聞くけど、「憲法を急いで変えなければならないような状況」ってなんだよ。そんなもの、もうアウトっていう状況なんじゃないの。

 

 

というわけで、だまされないためにこの本を読みましょう。左翼の人たちは「現行憲法に反対するのはリテラシーの低い下層階級だけ」って主張しているわけなんだけど、著者は早稲田大学卒の政治学博士。ともかく第3章だけでも見てほしい。みんなが涙を流してありがたがっているあの憲法前文は、それ以前に存在した様々な条約や宣言で使われた文言のコラージュだということ。制定にかかわったほとんどすべての関係者が「こんなやり方でこんな内容の憲法を残したら大変なことになる」という趣旨の発言をしていること。そして国会審議のさい、この憲法、特に9条の存在に最も強硬に反対していたのは共産党だったということは、みんな知っておくべきだと思う。

 

 

選曲に意味はない