もうすぐ中3になる娘は美容やファッションにとても興味がある。

 

 

毎日どうしたら可愛くなれるのか研究しているようで

とても微笑ましい。

 

 

SNSで人気の同世代の○○ちゃんが大好きで

彼女の様な顔やスタイルが羨ましいらしい。

 

 

 

「私はまつ毛があまり無いからフサフサになりたい。

めちゃくちゃ小顔に憧れる。リアルプリクラな顔になりたい」

 

 

ってさ。

私も思っていたから娘の気持ちはめちゃくちゃわかる。

 

 

「まつ毛美容液してみれば?

つけますれば良いじゃん?

ってか今でも小顔じゃん?それ以上小顔なんて

なんか宇宙人みたいで気持ち悪いよ」

 

 

そう言ってみたが、なかなか納得出来ない様子。

 

 

とは言え、

フサフサまつ毛じゃない私はかわいくない。

とか

小顔じゃない私はバランス悪くてみっともない。

とは思ってないようで安心した。

 

 

 

少し前の私は

思考と私を全て結びつけていた。

 

 

身長の割に顔がでかい私はスタイルが悪くてみっともない。

低い団ごっぱなな私は何をしても垢抜けない田舎者でダサい。

 

 

 

どれだけ頑張って高い鼻に見えるようなメイクをしたり

小顔に見えるヘアスタイルにしたりしても

所詮私は私。ダサい、田舎者、ブサイク。

 

 

 

きりがない。

 

そこまでいくと自分の存在自体が鬱陶しくなり

どうせブサイクでスタイルの悪い私は何をやってもブサイクは

ブサイク、カッペはカッペなんだと思うようになっていった。

 

 

 

「身長の割に顔がでかい」って思っている

「低い団ごっぱなで垢抜けない田舎者」って思っている

と自覚し

 

 

けど

「それって本当にそうなのか?」

何を基準にしているかもわからないまま

自分で自分を苦しめているのでは

ないか?

 

 

そう思えてきた。

 

 

更に自分がそれを確信しているから

親や他人にその言葉をいわれ「ほらね、やっぱり私はそうなんだ」

と落ち込む。

 

 

 

 

可愛くなりたいって思うのはとっても良いことだけど

だから私は価値がないって言うのは関係ない。

 

 

 

 

これが私。少しでもかわいく見せようとしているところが

健気でかわいいじゃないか。

 

 

やっとそう思えるようになれた。

 

 

誰でもそのままで、ありのままで十分素晴らしいのだから。